バスケ河村勇輝は「サメだ」 攻守で勝利貢献、ホーバスHCが絶賛した姿「彼は水中で血の匂いを…」【アジア杯1次予選】
男子バスケットボールのFIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1が22日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同76位グアムに77-56で勝利した。昨夏のワールドカップ(W杯)以来のホーバスジャパンの一戦。チーム最多15得点の河村勇輝(横浜BC)をトム・ホーバス監督も「攻守でゲームを変えられる選手」「サメのよう」と果敢なプレースタイルを絶賛した。
FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1
男子バスケットボールのFIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1が22日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同76位グアムに77-56で勝利した。昨夏のワールドカップ(W杯)以来のホーバスジャパンの一戦。チーム最多15得点の河村勇輝(横浜BC)をトム・ホーバス監督も「攻守でゲームを変えられる選手」「サメのよう」と果敢なプレースタイルを絶賛した。
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コートを縦横無尽に走り回った。河村はドライブでディフェンスを引きつけると、華麗なノールックパスで得点を演出。前半終了間際にはブザービーターの3ポイントシュートを炸裂させた。8672人で赤く染まった客席は熱狂。22歳は守備でも豊富な運動量で相手にまとわりつき、ターンオーバーを誘発した。15得点、6アシスト、3スティールは両チーム最多。リバウンドも5だった。
42-41の第3クォーター(Q)残り3分48秒には、激しいディフェンスでボールを奪取。焦った相手が河村を押してしまい、アンスポーツマンライク・ファウルに。流れが一気に日本に傾いた。英語で行われた試合後の会見では、ホーバス監督も「ファンタスティックだった」と絶賛したプレー。「あれが彼のできること。彼は攻守でゲームを変えられる選手」と称えた。
相手にプレッシャーをかけ続け、指揮官は「サメのよう」と表現。「サメは血の匂いがしたらそこに行く。彼は後半、水の中で血の匂いをかいだんだ」と海のハンターに例えた。
来年のアジアカップ(サウジアラビア)出場権を懸けた今大会。24か国が6グループに分かれ、16の出場枠を争う。日本はグアム、中国、モンゴルと同じグループC。次戦は25日、有明コロシアムで世界ランク29位の中国と対戦する。11月、来年2月にそれぞれ2試合、計6試合を実施。各組上位2チームが出場権を獲得する。各組3位は最終予選で残り4枠を争う。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)