松山英樹、6打差大逆転Vがもたらした本当の価値 米誌強調「最終9Hほど看板となるものはない」
現地18日まで行われた米男子ゴルフツアー、ジェネシス招待で最終日に6打差を大逆転し、米通算9勝目を飾った松山英樹(LEXUS)。格上げ大会となった賞金400万ドル(約6億円)を獲得し、韓国の崔京周を上回るアジア勢最多優勝記録をマークするなど、記録にも記憶にも残る優勝となった。各方面からの称賛が続く中、米誌は松山を「看板となる勝者」と称したうえで「マツヤマのような名声を持った勝者が必要だった」と大会の価値を高めたことにも触れている。
ジェネシス招待で米ツアー9勝目
現地18日まで行われた米男子ゴルフツアー、ジェネシス招待で最終日に6打差を大逆転し、米通算9勝目を飾った松山英樹(LEXUS)。格上げ大会となった賞金400万ドル(約6億円)を獲得し、韓国の崔京周を上回るアジア勢最多優勝記録をマークするなど、記録にも記憶にも残る優勝となった。各方面からの称賛が続く中、米誌は松山を「看板となる勝者」と称したうえで「マツヤマのような名声を持った勝者が必要だった」と大会の価値を高めたことにも触れている。
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米専門誌「ゴルフ・ダイジェスト」は「PGAツアーはリビエラで“看板となる”勝者を必要としていた、そしてそれをヒデキ・マツヤマに得た」との見出しで記事を掲載。「マスターズ王者のヒデキ・マツヤマはジェネシス招待大会で、6打差から始まり、9アンダー62を記録し、驚くべき3打差勝利を挙げたことについては、敬服すべきことが数多くある。日本からきた31歳は、これがPGAツアーの2000万ドルの看板イベントだったため、彼のキャリアで最高の賞金400万ドルを手に入れた」と記した。
そのうえで、最終日の内容に注目。「マツヤマがリビエラのバックナインでやったことほど“看板となる”ものはない」と後半の9ホールで6つのバーディーを奪った凄まじいプレーに注目。アイアンが冴え渡っていたことに触れつつ「コースレコード樹立まであと数インチに迫った」と驚きをもって伝えた。
松山への期待は米国でも高いが、同誌は松山が2021年のマスターズ優勝以降は苦しんだ時期も長く、世界ランキングを55位まで落としていたことなどに言及。だが今回の優勝で一気に流れが変わったとしている。
「彼は依然としてプレイヤー・オブ・ザ・ワールドであり、これらの新しいビックマネーで、限られたフィールドのイベントの王者として、ツアーが切望するゴルファーのプロフィールに見事に適合している。同胞が長年オーナーを務めているリビエラで、マツヤマが日本人選手として初めて優勝したことは本当に貴重である」
マスターズ王者がリビエラCCで勝つことの意義を強調した同誌。「曖昧な言葉はなしにしよう。今週のこのツアーにはマツヤマのような名声を持った勝者が必要だった」と掛け値なしの賛辞で締めくくている。
(THE ANSWER編集部)