ボクシング寺地拳四朗が右拳手術を告白「そろそろヤバくて」 技能賞も「いずれMVPは獲りたい」
ボクシングの2023年度年間優秀選手表彰式が19日、都内で行われ、技能賞を受賞したWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が出席した。1月23日の激闘後に右拳を手術したことを告白。骨折ではないという。
ボクシング年間表彰式
ボクシングの2023年度年間優秀選手表彰式が19日、都内で行われ、技能賞を受賞したWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が出席した。1月23日の激闘後に右拳を手術したことを告白。骨折ではないという。
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寺地は満足していなかった。「2年連続素敵な賞で素直に嬉しい」と感謝しつつ、「いずれMVPは獲りたい」と息巻いた。壇上の座席では、その最優秀選手賞(MVP)を受賞(6年連続7度目)した世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)、新鋭賞の那須川天心(帝拳)に挟まれる形に。那須川とは肌ケアなど美容の話で盛り上がった。
カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との前戦は2-0の僅差判定勝ち(114-112×2、113-113)。具志堅用高氏に並ぶ日本人歴代3位の世界戦通算14勝を達成したが、ダウンを奪い合った激闘のダメージは大きかった。最近は激闘続きのため、「パンチをもらいすぎ。なるべくもらわないように戦いたい」と苦笑いした。
「ダメージは今回が一番あった。(激闘への称賛は)ありがたいけど、応援してくれる人は心配が大きいらしい。もう少しゆっくり見たいと。手数を出して圧倒できるようにしたい」
試合数日後に右拳を手術。骨折ではなく、前戦よりも以前から痛みがあり、「そろそろヤバくなってきた。悪化して」とメスを入れた。最近になってギプスが外れ、拳を握れるように。本格的な練習は再開しておらず、走り込みに留まっているという。
これまで通り今後は他団体王者との統一戦か、1つ重いフライ級転向を視野。MVP受賞を見据え「そのためには4団体統一が大事。もしくは複数階級制覇することも。とりあえずベルトを増やしたい。KOですっきり勝てるボクサーに。なるべく顔も腫れたくないですし」と飛躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)