大坂なおみ、涙の死闘後の“粋な第一声”にWTA賛辞「激闘後に温かい言葉」
女子テニスの中国オープンはシングルス準々決勝で世界ランク6位・大坂なおみ(日清食品)が地元の同45位・張帥(中国)に3-6、6-4、7-5で勝ち、4強進出。試合後のインタビューでは地元の英雄に敬意を示した大坂に対し、WTAは「激闘後に温かい言葉」と賛辞を送っている。
涙を見せた死闘で地元・中国の張帥に敬意「あなたたちはラッキーです」
女子テニスの中国オープンはシングルス準々決勝で世界ランク6位・大坂なおみ(日清食品)が地元の同45位・張帥(中国)に3-6、6-4、7-5で勝ち、4強進出。序盤劣勢で試合中に涙を見せ、完全アウェーから第3セットも3-5の崖っぷちから4ゲーム連取で奇跡の逆転勝ちを演じた。メンタルを立て直して驚異の粘りを発揮し、最後は持ち前の弾丸エースで決着させた瞬間をWTAは動画付きで公開。さらに試合後のインタビューでは地元の英雄に敬意を示した大坂に対し、「激闘後に温かい言葉」と賛辞を送っている。
涙を流すほど、感情が乱れた一戦でも、試合後は女王らしく振る舞った。マッチポイント。大坂は弾丸のようなサーブをストレートに打ち込んだ。ストレートに放たれた一撃に張帥は触れることすらできない。圧巻の決着。完全アウェーの観衆から拍手を浴び、少しだけ安堵した表情を見せると、公私で仲のいい張帥とネット際で抱擁を交わし、健闘を称え合った。
序盤にまさかの涙を見せた。ミスを連発し、第1セットを落とした。タオルを被り、表情を隠した。精神状態は揺らいていたがが、大逆転勝ち。WTA公式ツイッターは涙を乗り越え、演じた大逆転勝ちの瞬間を動画付きで公開。「ナオミ・オオサカの素晴らしい逆転勝利! 波乱ありの3セット、3-6、6-4、7-5でザンを撃破!」と絶賛していたが、ドラマは試合後にもあった。