夢は振付師、自らプログラム考案の大学4年生・青木祐奈がGP初出場に万感「披露できて価値がある」【フィギュアNHK杯】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で初出場の青木祐奈(日大)が自己ベストの58.28点をマークし、8位となった。自身で振り付けを考えたプログラムでスタンディングオベーションを浴び「沢山の方が見ている国際大会で、自分で作ったプログラムを披露できたのは価値があると思う。挑戦してよかった」と喜んだ。
GPシリーズ第6戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で初出場の青木祐奈(日大)が自己ベストの58.28点をマークし、8位となった。自身で振り付けを考えたプログラムでスタンディングオベーションを浴び「沢山の方が見ている国際大会で、自分で作ったプログラムを披露できたのは価値があると思う。挑戦してよかった」と喜んだ。
自分で考えた振り付けで、日の丸揺れるラクタブドームを沸かせた。トップバッターでの演技。「昨日からずっと緊張していたけれど、歓声が凄く聞こえてパワーになった」。冒頭の3回転ルッツ―3回転ループの連続ジャンプに着氷。2回転アクセル、3回転フリップといずれも細かい減点がありながら、感情をこめて滑り切った。
フィニッシュを決めると、客席はスタンディングオベーション。惜しみない拍手が送られた。「回転不足もあったけれど、気持ちよくのびのびとできてよかった。昨日までの不安に打ち勝てた意味で嬉しかった」。小さく左手で作ったガッツポーズに、充実感を込めた。
GPシリーズ初出場の大学4年生。東日本選手権では、合計179.40点で初優勝していた。「怪我などいろいろあって、ここまで残れたのはたくさんの方のおかげ」。小さいころから自由に曲をかけて踊るのが好きで、将来は振付師になることが一つの夢。大舞台のSPは自ら考えたプログラム「Young and Beautiful」で臨んだ。
大会資料のSP振付師の欄には、自分の名前が刻まれた。「試合で披露するプログラムとしては初めてです。(大学4年で)最後になるかもしれないと思い、やりたいことをやろうと思っていた」。25日のフリーに向けて「いい演技をショートとフリーで揃える。自分が満足できる演技ができればいいな」と話した。
(THE ANSWER編集部)