BリーグとEASLの連戦で「選手が燃え尽きてしまう」 千葉HCが警鐘を鳴らす過密日程の現状
原修太が抱く守備面の課題、中断期間での修正に期待
また、12日の佐賀戦後の記者会見には原も登壇し、改めて自身のコンディションや手術の経緯についてコメントした。
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「まず、手術についてはポジティブに捉えていて、ずっと問題を抱えながらやっていた中で治療ができて良かったですし、手術への理解をしてくれたGMやコーチ陣には感謝しています。ただ、このスケジュールの中で、復帰までに練習ができたのは1回あるかどうか、という状況なので、その中で感覚を取り戻す難しさも感じています。怪我自体は治ったものの、実戦の中で思い通りにいかないストレスや、『怪我をしたくない』と思う部分もあります。ただ、その中でチームで貢献できる部分を探していけているのは収穫だと感じています。バイウィークでコンディションを整えて、より良い状態で戦えるのを楽しみにしています」
原は、術後の回復を急ピッチで進めてチームに合流したものの、自身やパトリックHCが話したようにチーム練習そのものが満足に行えていない状況が続く。佐賀との第2戦では、突破力に優れた相手の外国籍PGレイナルド・ガルシアを、代名詞とも言える強靭なフィジカルで抑える見せ場を作った一方、チームとして守備時の連係に課題を残していることを明かしている。
「僕も、昨シーズンの感覚でプレーをしてしまっているところがあって、昨シーズンに勝ち進んだチームに加わった選手もいることから難しさを感じている選手もいると思います。僕がもっと話すことで『こうやって守ってほしい』と伝えるのも大事だと感じています」
第1戦での敗戦を引き合いに出し、「相手がやりたいことをすんなりやらせてしまっている」とも話す原。チームがタフに戦う部分を遂行するには、結果としてファウルで止めたような場面があったとしても、「相手のリズムにさせない、相手を気持ち良くさせない」ことが大事だと説く。原はチームの現状について、他の選手たちの活躍について述べつつ、期待を持たせるコメントを残した。
「去年のチームと全然違うという中で、(金近)廉や(二上)耀といったメンバーがセンスの良さも見せてきています。そうした部分を連動させると言うと変ですけど、高め合うことで良いチームになれるでしょうし、バイウィーク明けにはまた違ったチームになっているでしょうから、楽しみにしていてほしいです」
(荒 大 / Masaru Ara)