世界女王「ナガ・マツ」、徹底研究され中国若手に完敗 「得意の攻撃を封じられた」
世界の頂点に立った自分たちのプレーを、日本のファンに見せられなかった。8月に世界選手権で初優勝を飾った「ナガ・マツ」ペアは、中国の若手に悔しい完敗を喫した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は14日に武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の準々決勝を行い、女子ダブルスの松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)はストレート(17-21、10-21)で中国の若いペアに敗れた。
世界選手権優勝の「ナガ・マツ」ペアがタカマツ撃破の中国ペアに完敗
世界の頂点に立った自分たちのプレーを、日本のファンに見せられなかった。8月に世界選手権で初優勝を飾った「ナガ・マツ」ペアは、中国の若手に悔しい完敗を喫した。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は14日に武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の準々決勝を行い、女子ダブルスの松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)はストレート(17-21、10-21)で中国の若いペアに敗れた。
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初対戦となった中国のペアは、世界ランク12位。2回戦で2016年リオデジャネイロ五輪の金メダリスト高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)を撃破しており、地力がある。長身ペアの松本と永原は、得意の攻撃を封じられ、相手のペースに付き合わされた。永原は「すごく研究されて、自分たちの形を作らせないように徹底している感じがした」と顔をしかめた。第1ゲームは17点まで追い上げたが、第2ゲームは競り合うこともできなかった。松本は「ベスト8で、最低限のラインは越えたと思うけど、応援に来てくれた方がたくさんいたのに、自分たちのプレーを見せられなかったのは、残念」と肩を落とした。
ともに身長170センチを超える松本、永原の武器は、打点の高さを生かしたアタック力。序盤は、永原が後衛に下がってスマッシュを打ち、松本が前衛で甘い球を待ち受ける、世界選手権で多く見せた形になった。ところが、シャトルが失速しやすい今大会の会場の影響か、相手は易々と返球。甘い球が返って来ず、強打を止めて高い球を返すと、相手の攻撃力の餌食になった。ラリーの中から永原がネット前に落としに行った球も、相手の出足の方が速く攻守交代を呼び込めず、一度主導権を渡すと、防戦一方に追いやられた。