もう言わせない「仁井さんが2位だ」 21歳仁井優花が初V射程「2位だと必ず言われる(笑)」
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。首位から出た仁井優花(にい・ゆうか、エレコム)は1イーグル、3バーディー、4ボギーの71で通算6アンダーとし、5位に後退したが、ツアー初のホールワンを記録した。2021年11月、2度目のプロテスト受験で合格した21歳。ジュニア時代から「仁井さんが2位になった」といじられてきたと明かし、最終日は2位ではなく、初優勝だけを目指す。首位は通算9アンダーの鈴木愛(セールスフォース)。
樋口久子 三菱電機レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディス第2日が28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で行われた。首位から出た仁井優花(にい・ゆうか、エレコム)は1イーグル、3バーディー、4ボギーの71で通算6アンダーとし、5位に後退したが、ツアー初のホールワンを記録した。2021年11月、2度目のプロテスト受験で合格した21歳。ジュニア時代から「仁井さんが2位になった」といじられてきたと明かし、最終日は2位ではなく、初優勝だけを目指す。首位は通算9アンダーの鈴木愛(セールスフォース)。
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160ヤードの8番パー3。仁井が8番アイアンを振り、「右に出た」と思った第1打はピン手前5ヤードに着弾。そのままフックラインを描き、カップインした。本人は「見えなかったんです」と振り返ったが、大歓声を受けて歓喜。カップに手を入れてボールをつかむと、ギャラリーにペコリと頭を下げた。
この時点で8アンダー。鈴木と並んで首位に立ったが、インに入ると14番パー4までに3ボギー。それでも、最終18番パー5は3メートルのバーディーパットを沈めて再び歓声を浴びた。同組には同学年でジュニア時代から知る岩井明愛がいた。岩井は20年度プロテストに一発合格し、既に3勝。試合で同組になると「本当にすごいショットを打つので、ギャラリーの気分で見てしまいます」と明かしたが、この日は自分のプレーに集中。「それが良かったのかも」と振り返った。
ジュニア時代には、「仁井」の名前でよくいじられていたという。
「2位になると、必ず『仁井さんが2位だ』って言われるんですよ(笑)。明日はそうならないようにしたいですね」
ツアーでの最高位は今季パナソニックオープンレディースの4位。2位を飛び越えて、頂点だけを目指している。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)