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菅沼菜々、逃げ切りで2か月ぶりツアー2勝目! 引退イ・ボミも18番で祝福「菜々ちゃんおめでとー!」

女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日が22日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算14アンダーで優勝。今年8月のNEC軽井沢72以来、2か月ぶりの嬉しいツアー2勝目を手にした。2位は11アンダーで福田真未、山下美夢有、尾関彩美悠の3選手。

NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで優勝した菅沼菜々【写真:Getty Images】
NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで優勝した菅沼菜々【写真:Getty Images】

国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日が22日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算14アンダーで優勝。今年8月のNEC軽井沢72以来、2か月ぶりの嬉しいツアー2勝目を手にした。2位は11アンダーで福田真未、山下美夢有、尾関彩美悠の3選手。

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 尾関彩美悠と並ぶ首位で出た菅沼。出だし1番パー5で尾関がバーディーを奪ったが、その後2番、4番でボギー。菅沼は4番パー3でバーディーを奪ったことで単独首位に浮上した。9番パー5では、第3打でピンそば1メートルにつけるスーパーショット。スコアを伸ばし、14アンダーで後半9ホールに突入した。

 前年の年間女王・山下美夢有、ツアー初優勝を狙う天本ハルカらも絡む優勝争いの中、菅沼は12番パー5でバーディー。その後、17番パー3で初めてのボギーを叩くが、ピンチを迎えても粘り強いゴルフを続けた。今大会限りで日本ツアーを引退するイ・ボミが見つめる中、最終18番でウイニングパットを沈めるとガッツポーズ。ボミは客席から「菜々ちゃん、おめでとー!」と叫び、優勝を祝福していた。

 2週前は発熱で途中棄権。新型コロナウイルス、インフルエンザの検査はともに陰性だった。体重が3キロ落ち、飛距離もダウン。それでもスムーズな動きに繋がり、スイングにキレが生まれた。今大会は高速グリーン。「私はグリーンの色を見て段差を読む。その色が自分に合っていて読みやすい。これくらい速い方がイメージが出やすい」と語っていたように相性はピッタリだった。

 全国を転戦するゴルファーにとって大きなハンディキャップとなる「広場恐怖症」を持つ。公共交通機関の大半を使えず、沖縄や北海道のツアーには出られない。時には父の運転する車で最大1200キロほどを移動することもあった。「私が活躍することで同じ病気の方々に元気、勇気を届けられると思う」と初優勝のスピーチで語っていた。「3勝、4勝としていきたいので、2勝目を壁ではなく通過点と思ってやりたい」。可愛らしいポーズでも人気の23歳はさらに上を目指す。

(THE ANSWER編集部)

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