米メディアが報じる「イノウエと戦いたいんだ」

　ボクシングのWBC＆WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥（大橋）はその圧倒的強さで世界的な評価を高めているが、世界2階級制覇を達成しているシャクール・スティーブンソン（米国）も井上について言及した。現在は井上の3階級上のライト級だが「階級を上げて俺と戦いに来いと伝えてくれ」と米メディアを通じて訴えかけている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　米専門メディア「ボクシングシーン.com」はプロ20戦無敗（10KO）のスティーブンソンが井上について語った内容を記事で公開。レポーターに対し「階級を上げて俺と戦いに来いと伝えてくれ」「イノウエと戦いたいんだ」と対戦希望を口にしたという。

　スティーブンソンは2019年にWBO世界フェザー級王者となり、2022年にはスーパーフェザー級で2団体統一王者になった。2022年9月のロブソン・コンセイソン戦に勝利したが、体重超過を犯したため王座剥奪。現在はライト級で戦う。

　スーパーバンタム級の井上とは3階級違うこともあり、現状では両者激突を想像するのは簡単ではない。ただ、スティーブンソンは「彼はとんでもないファイターだ。ハッキリ言って、最近最も注目しているファイターの一人だ」と絶賛。「技術、スピード、パワー、全てにおいて素晴らしいけど、ちょっと小柄すぎるかな」と体格差についても言及しているが、その強さを認めていることに間違いはない。