大坂なおみ、米紙が「彼女から学ぶべき第一歩」とセリーナに指摘したものとは?
「彼女から学ぶこと多かった」発言のセリーナに「その第一歩は賢明さ」と苦言
「多くの人間はオオサカは本当の意味でセレブレーションを盗まれたと感じていた。ウィリアムズが彼女の手本だったことが理由かはわからないが、オオサカは気品に溢れるがあまり、テニス人生で最初の記念すべき栄光について話すことができなかった」
記事では20歳の大坂に同情しながら、その振る舞いを称賛。「さらに驚くことに、その瞬間を台無しにしたセリーナの24度目の優勝を目当てにしたファンにも謝罪したのだ」と大坂の表彰式での振る舞いに言及している。
一方、セリーナに対しては辛辣だった。同紙は「第2セットで、ウィリアムズはグランドスラム決勝の新参者に圧倒され、明らかにイライラしていた。冷静さを失い、子供じみた泣き言に出た。コーチングの違反とラケット破壊、主審への暴言で、ポイントとゲームを失った」と指摘。パワフルなテニスを展開する大坂に追い込まれていったことが取り乱した原因としている。
試合後は「正直、この試合で彼女から学ぶことが多かった」と語ったというセリーナ。だが、記事では「ウィリアムズにとって、その第一歩は困難に直面した時に取り乱すのではなく、冷静さを失わない賢明さにある」と苦言。相手、競技へのリスペクトを最後まで失わなかった新女王と対照的に、36歳のレジェンドこそ成熟が必要だと、米メディアも厳しい視線を送っていた。
(THE ANSWER編集部)