19mロングパット沈めた稲見萌寧が-6首位発進 今季未勝利の不振脱却へ「ストローク改造」が奏功
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは13日に千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開幕し、初日は稲見萌寧(Rakuten)が7バーディー、1ボギーの66で回り、岩井千怜、イ・ミニョン、阿部未悠と並んで6アンダーで首位発進した。今季は大崩れこそ少ないものの、優勝はゼロと波に乗り切れない戦いが続く中で、超ロングパットが決まってスコアを伸ばす幸先のいいスタート。「ストロークを改造しました」という修正が結果につながった。
富士通レディース初日
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは13日に千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開幕し、初日は稲見萌寧(Rakuten)が7バーディー、1ボギーの66で回り、岩井千怜、イ・ミニョン、阿部未悠と並んで6アンダーで首位発進した。今季は大崩れこそ少ないものの、優勝はゼロと波に乗り切れない戦いが続く中で、超ロングパットが決まってスコアを伸ばす幸先のいいスタート。「ストロークを改造しました」という修正が結果につながった。
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ハイライトは前半にやってきた。稲見は6番パー4で2打目をグリーンに乗せたものの、ピンまでは19メートル。思い切って「真っすぐ」打ったパットは「出だしフックで、スライスして、フックして、スライスで入りました」と右に左に曲がりながらカップに吸い込まれた。「まぐれっぽい感じですけど入りました。カップに近づくにつれて、カップの方に行ってたので、あっ入るって」と振り返った。
今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで2位、3戦目のTポイント×ENEOSで3位と好発進したものの、5戦目からの9試合で予選落ち6回、途中棄権1回と絶不調に陥った。その後は14試合連続予選通過とやや持ち直したものの、優勝争いに絡むことはできていない。
なんとか復調のきっかけをつかもうと、今大会前にエースパターに戻してテコ入れ。「ストロークは改造しました。フェースの動きを真っ直ぐだったので、開閉するように意識しました。ミスが左に行っていたので、どこを修正するかという感じです」と納得して臨んだことが功を奏した。
「初日はいいスタートを切れるようになってきた」というように、最近出場した6試合中、5試合は初日60台でのラウンド。2日目以降に伸ばし切れない戦いが続いているだけに「そこからもう1ランク上に行けるように、ちゃんとピンを狙い続けて、スコア出せるように頑張りたいです」と意図を明確にしたプレーで躍進を誓った。
(THE ANSWER編集部)