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足元の爆竹爆発でGK気絶→試合中止 仏サッカーの戦慄シーンに古豪クラブ会長が観客非難「幻滅だ」

海外サッカー、フランス1部リーグ・アンの試合で戦慄の事件が発生した。現地時間8日に行われたモンペリエ―クレルモン戦でスタンドから爆竹が投げ込まれ、近くにいたクレルモンのGKの足元で爆発。衝撃でGKはピッチに倒れ、担架で運ばれる事態となった。試合はそのまま中止となり、モンペリエの会長は観客の愚行を非難。米放送局が報じている。

クレルモンのGKモリー・ディアウ【写真:Getty Images】
クレルモンのGKモリー・ディアウ【写真:Getty Images】

仏1部リーグ・アン

 海外サッカー、フランス1部リーグ・アンの試合で戦慄の事件が発生した。現地時間8日に行われたモンペリエ―クレルモン戦でスタンドから爆竹が投げ込まれ、近くにいたクレルモンのGKの足元で爆発。衝撃でGKはピッチに倒れ、担架で運ばれる事態となった。試合はそのまま中止となり、モンペリエの会長は観客の愚行を非難。米放送局が報じている。


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 身の毛もよだつような戦慄シーンだった。モンペリエが4-2とリードして迎えた後半アディショナルタイム。クレルモンのセネガル代表GKモリー・ディアウの足元で閃光とともに爆竹が爆発した。ボールを受け取ろうとしていたディアウは爆発の衝撃でピッチに倒れ込むと、気絶したように大の字になって動かなくなった。

 米放送局「CBCスポーツ」は「クレルモン対モンペリエ戦で爆竹事件が起こり、フランスのゴールキーパーが担架で搬送され試合は終了した」との見出しで報道。「リーグ1のモンペリエHSC戦で、クレルモンフットのモリー・ディアウが4-2で劣勢に立たされた場面で、ホームサポーターによって投げられた爆竹で担架で運び出された。その投射物はゴールキーパーの足元に落ちて爆発し、関係者らが両チームをスタッド・ドゥ・ラ・モッソンのフィールドから退場させた後に、試合は終了しないという決定が下された」と、一度は試合続行の流れだったとしている。

 これについて同局は、モンペリエのローラン・ニコラン会長が試合後に記者会見を行ったことにも触れ「嫌悪感、幻滅、そして大きな悲しみを感じている。バカげたやつがスタンドから何かを投げ入れるのは嫌悪を感じるし、耐え難く不合理なことである。クレルモンのゴールキーパーが無事であることを願っている」と観客を非難したうえで、ディアウへの愚行を詫びたことも報じた。

 試合については「ル・パリジャンによると、警備員はディアウに爆竹を投げたサポーターを特定したが、クレルモンのチームドクターがフランス出身のセネガル代表(モリー・ディアウ)がこの対戦を終わらせるのに適した状態ではないとしたため、レフェリーは最終的に試合を終了する決断を下したという」と終了の笛を待たずに打ち切られたことも伝えたうえで「クレルモンは被害者のディアウへのサポートを公的に発表しているが、この事件に対するプロサッカーリーグ(LFP)からの正式な反応はまだ出ていない」とし、この試合がどのような扱いになるかは未定としている。

(THE ANSWER編集部)

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