レンドン不良債権化にトラウト放出論も…問題だらけのエ軍、米メディア酷評「どん底でさえない」
大リーグ・エンゼルスは今季73勝89敗の借金16でシーズンを終え、ア・リーグ西地区4位だった。メジャーワーストタイとなる9シーズン連続でプレーオフ(PO)進出を逃す失意のシーズンに。米メディアは進出を逃したチームの中で、来季以降のPO進出の可能性という観点から格付け。二刀流のスーパースター、大谷翔平投手のFA流出のリスクも高まるエンゼルスは、今後7年以内の出場が危ぶまれるブービー枠と低評価を受けている。
PO逃した球団の来季以降を格付け
大リーグ・エンゼルスは今季73勝89敗の借金16でシーズンを終え、ア・リーグ西地区4位だった。メジャーワーストタイとなる9シーズン連続でプレーオフ(PO)進出を逃す失意のシーズンに。米メディアは進出を逃したチームの中で、来季以降のPO進出の可能性という観点から格付け。二刀流のスーパースター、大谷翔平投手のFA流出のリスクも高まるエンゼルスは、今後7年以内の出場が危ぶまれるブービー枠と低評価を受けている。
「2023年MLBの敗退チームが再びプレーオフ進出を果たすのはいつか占う」という特集を展開したのは米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」だった。
今季PO圏外に終わったチームの来季の状況を予想する格付け企画で、吉田正尚外野手の所属するレッドソックス、鈴木誠也外野手のカブス、ダルビッシュ有投手のパドレスなど計5球団は最上位にランクイン。「2024年にプレーオフ進出を果たすはずのチーム」と評された。レッドソックスについては「マサタカ・ヨシダは評判通りの素晴らしさを証明した」と絶賛され、パドレスは2028年シーズンまでにワールドシリーズ制覇の可能性ありとの評価。ダルビッシュの長期契約もその根拠にあがっている。
「24年に進出するかもしれないが、おそらく25年」という2番手グループにはヤンキースとともに、ラーズ・ヌートバー外野手の所属するカージナルスなど4チームがランクインした。
「2026年までにポストシーズン到達が合理的」という3番手グループには、千賀滉大投手のメッツなど3チームが挙がった。寸評でメッツは千賀やリンドーアなどの実力者が2027年シーズンまで契約を残している状況を紹介した上で、「もしも、このオフにショウヘイ・オオタニ争奪戦を制するか、ピート・アロンソとメガディールで再契約するとすれば、“ポストシーズン進出か失敗か”の緊急性は2025年に押し上げられる」とし、二刀流争奪戦の行方がチームの目標に大きな影響を与えると見ている。