フェデラー、ネット無視“魔法のショット”に対戦相手も興奮「ハンパなく凄かった」
テニスの全米オープンは1日(日本時間2日)、男子シングルス3回戦を行い、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)が同30位のニック・キリオス(オーストラリア)にストレート勝ち。フェデラーが第3セットに披露した、ネット無視のとんでもないショットをメディアがこぞって取り上げているが、敗れたキリオス自身もSNSで改めて言及するなど、反響が広がっている。
フェデラーの衝撃の一打を食らったキリオスは感激!?
テニスの全米オープンは1日(日本時間2日)、男子シングルス3回戦を行い、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)は6-4、6-1、7-5で同30位のニック・キリオス(オーストラリア)にストレート勝ち。フェデラーが第3セットに披露した、ネット無視のとんでもないショットをスイス紙が「マジカルショット」と紹介していたが、開催地の米ニューヨークメディアも「キリオス相手にマジックを披露」と題して特集。対戦したキリオス自身もSNSで改めて言及するなど、反響が広がっている。
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衝撃の一打が生まれたのは第3セット。3-3の第7ゲームだ。アドバンテージで迎えたキリオスの強烈なサービスを、フェデラーはフォアでリターン。キリオスはネット際に出ながら、鋭角にドロップショットを落とした。
キリオスにとっても狙い通りだったはず。サイドラインを割るような角度でのショットに、さすがのフェデラーもこれは追いつけない……と思われたが、懸命に追いかけ、地面すれすれでリターンに成功。ネットポストの横を通過する、驚異的なフォアハンドだった。
まさか返ってくるとは思わなかったのだろう。棒立ち状態だったキリオスも唖然。“嘘だろ……”と言わんばかりに目を見開き、口をあんぐりとさせていた。対戦相手を驚愕させ、呆れさせるほどの、まさに王者のショット。米紙「ニューヨークタイムズ」は「フェデラーがキリオス相手にマジックを披露、そしてキリオスもそれを気に入った」と題し、驚異のショットを伝えている。
「キリオスは対戦相手が第3セットに放った一打に、驚きのあまり立ち尽くし、口をあんぐりとさせ、目を見開いた」