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「マジで嫌だ」過去4戦全敗のプレーオフで遂に初V 菊地絵理香「私にとっては天気に恵まれたのかな」

女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で最終日が行われたが、悪天候のため最終ラウンドが中止に。首位に並んだ3選手によるプレーオフが行われ、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が1ホール目をパーとして今季初優勝、ツアー通算6勝目を挙げた。プレーオフは自身5度目で初勝利。「マジで嫌だ」と苦手意識があったが「ラッキーな部分も大きかった」と安堵の笑みを浮かべた。

ニトリレディスで優勝した菊地絵理香【写真:Getty Images】
ニトリレディスで優勝した菊地絵理香【写真:Getty Images】

国内ツアー・ニトリレディス

 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で最終日が行われたが、悪天候のため最終ラウンドが中止に。首位に並んだ3選手によるプレーオフが行われ、菊地絵理香(ミネベアミツミ)が1ホール目をパーとして今季初優勝、ツアー通算6勝目を挙げた。プレーオフは自身5度目で初勝利。「マジで嫌だ」と苦手意識があったが「ラッキーな部分も大きかった」と安堵の笑みを浮かべた。

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 最終日は雷雲接近のため午前10時26分に中断となり、その後も天候の回復が見込めない為、午後1時に競技中止の発表。第3ラウンド終了時点の成績が最終結果になり、首位タイで並んだ菊地、岩井明愛、申ジエが17番パー3でプレーオフを行った。

 第1打、申ジエがグリーンをとらえたのに対し、菊地はショート。岩井は右のバンカーに入れ、2打目で脱出するもパーパットを入れられず。優勢だった申ジエは、バーディーパットがオーバー。返しのパーパットも決められなかった。チャンス到来の菊地が落ち着いて2メートルのパーパットを沈め、地元・北海道で優勝を手にした。

「正直苦手なので、絶対にやりたくなかった」と語るプレーオフ。過去4度はすべて敗れていたが、5度目で初めて勝った。菊地は優勝会見で「ティーショットは全く体が動かなかった」と緊張感を回顧した。「入った瞬間は全然勝ったのかよくわからない感じでしたね。あっさり終わってしまって、これでよかったのかな、みたいな感じはありました」と振り返った。ただ「私にとってはいい方の天気に恵まれたのかなという部分は少し思います」と喜んだ。

 プレーオフに強い選手に話を聞くと、自分を見てもらえるから楽しいというプロが多かった。成田美寿々には「自分しか見てないと思って打てばいい」「自分たちの時間じゃん」とのマインドを教わった。苦手意識は払拭されたかと思いきや「嫌です、やっぱり。普通に回りたいです」と苦笑いした。

 先月35歳を迎えた。「正直自分も何歳までできるかわからないし、できるところまで全力で臨もうと思う」と話しつつ、「ラウンドレポーターとかも興味がわいてきて、自分には向いてないなって思うんですけど、でも意外とや会ってみなきゃ分からない。トライしてみたい気持ちもあったりとか、選手を辞めても楽しみがありそうだなって感じがします」。将来のことも頭にあるが、まだまだ現役で戦える。

(THE ANSWER編集部)


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