カート事故で右目負傷ジャマイカ選手が救済決勝8位「深夜1時に病院から戻った。ものが見えることに感謝」【世界陸上】
ブダペスト世界陸上は25日(日本時間26日)、男子200メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)が19秒52(向かい風0.2メートル)で3連覇とともに100メートルとの2冠を達成した。一方、準決勝のレース直前、選手輸送カートの衝突事故で右目を負傷し、救済で決勝進出したアンドリュー・ハドソン(ジャマイカ)は20秒40で8位。レース後は「気分は良い。ここにいられてうれしい」と語り、事故後の状態も明かした。
ブダペスト世界陸上
ブダペスト世界陸上は25日(日本時間26日)、男子200メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)が19秒52(向かい風0.2メートル)で3連覇とともに100メートルとの2冠を達成した。一方、準決勝のレース直前、選手輸送カートの衝突事故で右目を負傷し、救済で決勝進出したアンドリュー・ハドソン(ジャマイカ)は20秒40で8位。レース後は「気分は良い。ここにいられてうれしい」と語り、事故後の状態も明かした。
世界陸上で驚きを与えた男子200メートル準決勝1組の出来事。サブトラックから会場に選手を輸送するカートが別のカートに衝突され、割れたガラス片により、ハドソンは右目を負傷した。レース順が3組目に振り替えられ、視界がかすんでいる状態で走って組5着だったが、救済により決勝進出。ファイナルは20秒40で8位だったが、本人は「気分は良い。ここにいられてうれしい」と喜んだ。
目の状態については「良くなっている」と言ったものの、準決勝の後に病院に向かった前日は「午前1時頃に病院から戻ってきたんだ」といい、28日に改めて専門医に診察を受ける予定。「病院から戻ってきた時に決勝進出を知ったんだ」と明かしつつ、「しっかりとものが見えることに感謝している。それが最も大事なことだからね」と語った。レースについては「もっとうまく走れれば良かったと思う。自分はもっとできる。来年それが見せたい」とパリ五輪で雪辱を誓った。
(THE ANSWER編集部)