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井上尚弥は「30年のプロモーター人生で最高」 パッキャオもメイウェザーも知る敏腕社長が断言

ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と共同プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のトッド・デュボフ社長が、米ポッドキャスト番組でその実力を絶賛した。同級2団体王者だったスティーブン・フルトンに7月のタイトルマッチで8回TKO勝ちし、パウンド・フォー・パウンド(PFP)最強論争も海外に巻き起こしたが、同社長は「イノウエは30年間のプロモーター人生で見てきた中で最高のボクサーだ」と語っている。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

トップランク社長デュボフ氏が実力を絶賛

 ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)と共同プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のトッド・デュボフ社長が、米ポッドキャスト番組でその実力を絶賛した。同級2団体王者だったスティーブン・フルトンに7月のタイトルマッチで8回TKO勝ちし、パウンド・フォー・パウンド(PFP)最強論争も海外に巻き起こしたが、同社長は「イノウエは30年間のプロモーター人生で見てきた中で最高のボクサーだ」と語っている。

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 米著名ボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏がホストを務める米ポッドキャスト番組「ファイト・フリークス・ユナイト・リキャップ・ポッドキャスト」に登場したデュボフ社長。様々な質問に答えた中で、「PFP1位はクロフォード? イノウエ?」との質問を受けた。

 7月25日、井上がフルトンを東京で沈めたが、日本時間30日に米ラスベガスで行われた世界ウェルター級4団体王座統一戦12回戦で、WBOスーパー王者のテレンス・クロフォードが3団体統一王者エロール・スペンスJr.(ともに米国)を9回TKOで下し、世界初の2階級4団体統一を達成。全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したPFPで、井上とクロフォードのどちらを格上とするか海外メディアにも論争が生まれていた。

 質問を受けたデュボフ社長は「……私はとても難しい状況にある。私が言いたいことは分かっているけど、それを言えば『あ~』ってみんな言うだろ」と一度は回答を躊躇。しかしラファエル氏から「これまであなたとは何千と会話をしてきたけれど、ボクサーの評価に関してあなたはとても正直だ。あなたがイノウエと言えば私は信じるよ」と言われると、同社長はこう答えた。

「イノウエは30年間のプロモーター人生で見てきた中で最高のボクサーだ」

 ラファエル氏が「その中にはパッキャオやメイウェザーも含まれるわけだよね」と反応すると、デュボフ社長は「3年前に2人の殿堂入りマッチメーカーに(井上が最高の選手だと考えることは)クレイジーかと聞いたんだ。フルトン戦の後に彼らは『君はクレイジーじゃない』と答えてきたよ。彼(井上)はそれほど優れているんだよ。私の見解だけどね」と根拠も示した。

「明確にしておきたい。あなたはパッキャオもメイウェザーもクロフォードも30年のプロモーター人生でプロモートしてきたよね。その中でもイノウエが最高だと思うのかい?」と念を押されたデュボフ社長は「私個人の視点では、そうだ。私は攻撃的なボクサーが好きだ。彼の両拳のパワーにスピード、IQ、ディフェンスにオフェンス、プレッシャーの掛け方、彼が1993年以降で最高のボクサーだと私は思う。でもこれは私の個人的な意見だからね」と回答していた。

(THE ANSWER編集部)



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