国内ツアー・NEC軽井沢72最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・NEC軽井沢72最終日が13日、長野・軽井沢72G北C（6702ヤード、パー72）で行われた。3打差の単独首位で出た23歳の菅沼菜々（あいおいニッセイ同和損保）が通算16アンダーで並んだ神谷そら（郵船ロジスティクス）とのプレーオフ（PO）を制し、悲願のツアー初優勝を果たした。敗戦の瞬間、神谷は勝者へ拍手。ネット上では「余計に感動した」「素晴らしい」と称賛の声が上がった。

　敗れてもなお、相手への敬意を忘れない。PO2ホール目。バーディーパットを決めた菅沼は、拳を天に突き上げた。一方、20歳の新人・神谷は拍手。激闘を終えた2人は互いに敬意を込め、ハグを交わした。

　日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）の公式X（旧ツイッター）は、菅沼が優勝を決めた感動シーンの動画を公開。X上ではファンから「神谷さんも決まった瞬間拍手できるの素晴らしい」「祝福がすげぇ。神谷も笑顔で拍手」「そらちゃんの追い上げにも心から拍手を」「そらちゃん今後が楽しみな素晴らしいプレーでした」「祝福していて余計感動しました」とスポーツマンシップが注目を浴びた。

　神谷は初日74位と出遅れたが、第2日は2イーグル、7バーディーの大会コース記録61で回り、驚異的スコアを叩き出していた。最終日も66。正規の18番でバーディーを奪い、土壇場でPOに持ち込んでいた。