井上尚弥の「1位にこだわる」 PFP投票で唯一の票投じたリング誌編集長「少数派だと分かっているが…」
「イノウエは2023年終了までには2階級で4団体統一王者になる」と編集長
今回の選考において、リング誌はランキング発表前日に公式ツイッターで「リング誌のパウンド・フォー・パウンドNo.1評価委員会のアップデート:テレンス・クロフォードが現時点で5-1-1で票をリード(イノウエに1票、両者1位タイに1票)」と内訳について触れていた。これについて、今回の記事では「編集長が日本のスーパースターに唯一の票を投じた」と伝えている。
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記事内で編集長は「私が少数派であるのは分かっているし、どちらがパウンド・フォー・パウンドで1位になっても間違いにはならないと本当に感じている。なぜなら、両者ともに世代を代表する才能だからだ。しかし、私はイノウエをパウンド・フォー・パウンドのキングとすることにこだわる」と語った。その理由については、こう続けている。
「彼はわずかプロ25戦にして、4階級王者であり、元4団体統一王者だ。彼はスーパーバンタム級でナンバーワンと評価された相手を、同階級での初戦で圧倒した。クロフォードがより実績があり名高いスペンスを相手に同様に圧倒したことは分かっている。しかし、私はテキサン(スペンス)の交通事故、目の手術、減量難、ライフスタイルなどの過去を考えずにはいられなかった。フルトンは(スペンスよりも)フレッシュで、多才なボクサーだと思う」
クロフォードに敗れたスペンスJr.の体調が万全でなかったことを指摘したことを理由の1つに上げた編集長。とはいえ「しかし、1位の座がクロフォードになっても不満はない。彼は2階級4団体統一王者になり、3階級のリング誌王者になるという稀な存在となった。彼はイノウエと同じぐらい価値がある」とクロフォードの評価を下げるつもりはまったくない。
それでも編集長は「イノウエは2023年終了までには2階級で4団体統一王者になる。だから、今年が終わる頃には私たちはこの議論を見直すことになるだろう。クロフォードと取って代わるためには、イノウエは5階級で主要タイトルを勝ち取る必要があるかもしれないが、彼はそれに向かって行っている。だから、バドはのん気でいるべきではない」と井上の“未来”を予測している。
(THE ANSWER編集部)