井岡一翔に敗れたフランコが引退表明「昨晩の東京が正式に最後の試合」 メンタルの問題も公表
24日に行われたボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(東京・大田区総合体育館)で井岡一翔(志成)に0-3の判定で敗れた前王者ジョシュア・フランコ(米国)が一夜明けた25日、インスタグラムを更新。現役引退する意向を表明した。
インスタグラムで投稿
24日に行われたボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(東京・大田区総合体育館)で井岡一翔(志成)に0-3の判定で敗れた前王者ジョシュア・フランコ(米国)が一夜明けた25日、インスタグラムを更新。現役引退する意向を表明した。
一夜明けてインスタグラムを更新したフランコは前日の試合を振り返り、関係者らへの感謝をつづった上で「昨晩、日本の東京が私にとって正式に最後の試合となった。辛い1週間で望んだ結果は得られなかったが、全力を出し尽くしたこと知ったうえでこのスポーツから去る」と記した。
2015年にプロデビューしたフランコはWBAスーパーフライ級王座を2度防衛。昨年大晦日の井岡戦で引き分け、今回のダイレクトリマッチに挑んだ。しかし、前日計量でリミットを3.1キロ上回る55.2キロの大幅超過。約2時間後の再計量も2.9キロ超過で王座剥奪された。
投稿の中では「キャリアのほとんどの間、コントロールしようと最善を尽くしたメンタルの問題を抱えていた」と吐露。「今まで公にしてこなかったのは、誰にも言い訳していると思われたくなかったし、私に異なる目線を向けてほしくなかったからだ」とメンタル面の問題があったことを公表した。
「それがありながら、出来るだけのことはして戦い抜き、素晴らしい試合を何度も提供した。メンタルヘルスの問題を抱えている人には、あなたは一人じゃないと知ってほしい。そして、何にもあなたの夢を止めさせてはいけないのだ」と隠したまま戦い続けた想いも明かした。
27歳のフランコはキャリア通算18勝(8KO)2敗3分け1無効試合だった。
(THE ANSWER編集部)