井岡一翔、大麻成分検出の騒動に最後の言及 24分の一夜明け会見全文「これ以上は喋らないです」
騒動に関する話題も「過程が飛びすぎ。メディアの面白さもあると思うけど…」
――昨日の試合まで自身の望まない問題もいくつか起きた。それを乗り越えたことで強くなったという実感は。
「人間なので何かの情報だったり、言葉だったりを見るともちろん何かを感じますし、思う気持ちはあるけど、そこを別に重要視していないので、別に乗り越えたとかそういう気持ちはないですね。ただ、自分が信じた道を進んで、自分が望むべきことをやるだけと思っているので。雑音と言ったら失礼な言い方かもしれないですけど、自分が望んでないことだったり、起きた問題に対して重視していないので。乗り越えたというより、自分がやるべきことをやっていけば必ず道は拓かれるという気持ちです。
リングに集中できたというか、もうそこにフォーカスしましたね。人なので何かあれば心は何かを感じるし、チームだったり、いろんな方々にサポートしていただいて試合に集中できる環境をつくってもらっているので、僕の仕事としてはそこで結果を出すことだけだと思っている。僕はそこに集中しました」
――昨日の試合後に日本ボクシングコミッション(JBC)に対して検査プロセスを明らかにするのが筋ではないかみたいな話をした。今後、そういうことは求めていくのか。
「いや、一番は検体から何も出ないことだと思いますけど、前回のやり取りだったら、僕は出てからのいろんな順序が違うと思ったので。メディアに話が出てこういう風になるんだったら、出たことに関しての時間の流れ、いろんな順序、手順をきちんと準備してやるべきじゃないかというふうな気持ちがありました。
これからは別に(陽性が)出ないことが一番だし、出たとしてももっと早くそこに対して明確な何かができるように、効率よくやってほしいなと思います。昨日言ったように、いろんな思いもありますよ。前回の試合もですし、もっと遡ったら大きな問題(検体管理方法の不備)があったわけじゃないですか。
その大きな問題となったことに対して、今回じゃあ順序の面で改善できているかと言ったら、僕は改善できていないと思う。いろんな順序が違うと思うし、今回の試合もできるかどうかという危機もあったと思うし、それってJBCの仕事としておかしいじゃないですか。まだあやふやな中で試合ができるかどうかというのは僕は違うと思う。半年近く経った段階で言うんじゃなくて、もっと早く、効率よく、(陽性が)出たことに対して順序があると思う。そういう気持ちで昨日は話をしました」
――今後はそういう順序をもっと早くしてほしいと。
「一番は(陽性が)出ないことですよ。出たのであれば、そういうのをもっと早くやるべきだと思わないですか? それは僕もその同じ気持ちです。試合が終わって6か月あって、僕たちも次戦があるし、準備があるし、そういった中でああいうことが今回みたいなことが起これば、僕たちはちょっとすごい悪意を感じる。妨げられているようにしか感じない。
100%、JBCに対して信頼を持っているわけじゃないので、こういうことが起きて、順序が違ったり何か違ったりとかしたら、すごい邪魔されているのかなって僕も捉える。そういうことがないように、決まったマニュアルがあるんだったら、それに対してやっていくことがベストだと思う」
――身に覚えがない中で検出されたと言われたのは、検査自体が前回のようにおかしいと感じるのか。
「それはわからないですよ。わからないですけど、そのことに対しても話していないわけじゃないですか。そのことに対しても、細かい話を進めていくのであれば、じゃあいつその検体を検査にかけてとか、まずそこに対しても別に何も(話が)ないわけであって。先にメディアで報道されているのって、僕の検体から大麻成分が出たということだけなので。
過程が飛びすぎというか。それはメディアの面白さとかいろんなことあるんでしょうけど、僕からすると一番は出たことに関して、この長い期間で次の試合が決まっている中での不安要素を作らないでほしいんです。そこにちゃんとしたマニュアルだったり、手順を入れれば別にこういうことはないわけじゃないですか」