宮里藍の言葉を意識した18歳馬場咲希の確かな収穫 不調時は「全て直そうとしてもできないよ」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス最終日が11日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。35位で出た昨年全米女子アマチュア選手権女王の馬場咲希(東京・代々木高3年)は1バーディー、5ボギーの76で回り、通算イーブンパーの49位。“ホステスアマ”として出場したスポンサー契約を結ぶサントリーの大会でローアマ獲得はならなかったが、強行日程となるアマチュアの大会へ気持ちを切り替えた。
宮里藍サントリーレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス最終日が11日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。35位で出た昨年全米女子アマチュア選手権女王の馬場咲希(東京・代々木高3年)は1バーディー、5ボギーの76で回り、通算イーブンパーの49位。“ホステスアマ”として出場したスポンサー契約を結ぶサントリーの大会でローアマ獲得はならなかったが、強行日程となるアマチュアの大会へ気持ちを切り替えた。
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馬場は前半をイーブンパーで終えたが、後半に4ボギー。ティーショットが荒れ、スコアを崩した。
「ティーショットが全然ダメ。手が動いてしまう。素振りで意識していたけど、打つ時に瞬間的に手が出てしまいますね。後半はティーショットのせいです。前回のブリヂストンレディスでは予選落ち。ここに強い気持ちで挑みました。ギリギリで予選通過できて、強気で意気込んでいた。大会は楽しめましたね」
3週前のブリヂストンレディスでは筋力トレーニングで体のバランスを崩し、ショットの精度を欠いた。米国ではコーチなしで練習していたのも一因。帰国後に指導を受けながら、上半身と下半身の連動を意識して修正を図った。
開幕前には大会アンバサダーを務める宮里藍さんとの座談会に参加。不調時に意識することについて、大先輩から「全て直そうと思ってもできないよ」とアドバイスをもらった。「1、2個だけ考えながらやりました。スイングに集中して、だいぶよくなったとは思います」。スイングの切り返しで上体が突っ込み、クラブが寝てしまう癖と構えを修正。この日のティーショットは不安定だったが、細かく絞って調整することに手応えを得た。
13日開幕の日本女子アマチュア選手権(秋田CC)に出場。「明日一日で直せる感じはしない。練習ラウンドで直したいですね。明日の練習ラウンドは試合っぽく回ってティーショットがどうなるか」。昨年は全米女子アマで日本勢37年ぶり2人目の優勝を果たしたが、国内アマトップの称号は手にしていない。
「アマチュアの間にみんな1回は獲りたいタイトル。私も獲りたいけど、今の調子では臨めない。この調子で日本一になれたら奇跡。今の調子を確かめながら上位を目指したい」
その後は20日開幕のトヨタジュニアゴルフワールドカップを控える。「栄養を摂って乗り越えたいです」。8月には海外メジャー・AIG全英女子オープンにも出場する。
(THE ANSWER編集部)