完全V岩井千怜は「強い」と双子の姉・明愛が称賛 優勝の瞬間に駆け付け「なかなか崩れない」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス最終日が11日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。8位で出たツアー通算1勝の20歳・岩井明愛が3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算9アンダーの15位。双子の妹・千怜(ともにHonda)が大会記録23アンダーで今季2勝目&通算4勝目を手にし、姉妹揃って8月の海外メジャー・AIG全英女子オープン出場権を獲得した。明愛は優勝した千怜について「強いなと思います」と称えた。
宮里藍サントリーレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス最終日が11日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。8位で出たツアー通算1勝の20歳・岩井明愛が3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算9アンダーの15位。双子の妹・千怜(ともにHonda)が大会記録23アンダーで今季2勝目&通算4勝目を手にし、姉妹揃って8月の海外メジャー・AIG全英女子オープン出場権を獲得した。明愛は優勝した千怜について「強いなと思います」と称えた。
明愛は波がありながらも戦い抜いた。前半2、7番でボギー。8番で1つ取り返したが、後半10番でもボギーを叩いた。16番はダブルボギー。それでも17番で上り3メートルのバーディーパットを入れた。「4日間、凄く悔しいです」としつつ、「17番は4日間で一番いいバーディー」と今週苦しんだパットで奪ったバーディーを振り返った。
第3日までパットのライン読みに苦戦。この日も「見えないです。自分の打つ強さもイメージできていない。グリーンと合っていないのかな」と悩みの種に。「あまり考えずスッと入って、スッと打つ。考えずに打てたのがよかったと思います」とした。
明愛は4月にツアー初優勝。男女通じて史上初めて双子でレギュラーツアーVを達成した。5月のRKB×三井松島レディスでは姉妹と昨季年間女王・山下美夢有の3人でプレーオフ(PO)。史上初めてPOの姉妹対決となり、2人で「直ドラ」を披露した末に千怜が優勝した。明愛は2位だったが、今大会前までの今季メルセデス・ランキング(MR)では5位の千怜を上回る3位につけるなど、安定した成績を残してきた。
取材後は首位を突っ走った千怜の最終18番の観戦に駆け付けた。「強いなと思います。それだけです。なかなか崩れないし、自信を持ったいいプレーをしている。いいなと思います」と称えた。千怜は優勝で、明愛はMR上位の資格で全英切符を獲得。すでに出場権を持つ7月の全米女子オープンに続き、海外メジャーの姉妹同時出場となる。
明愛は「2人で出られるので嬉しさ2倍、楽しさも2倍。チームも嬉しいと思う。この悔しさを全英で晴らしたい」とやる気。全英は「渋野(日向子)さんのイメージしかない。同じ日本人として勝てるチャンスもあると思える」と闘志を燃やした。
(THE ANSWER編集部)