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加藤未唯失格は「審判の行き過ぎた判断だ」 ドイツ男子レジェンドが擁護&判断に苦言

テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)が、女子ダブルス3回戦の試合中、ボールガールに打球を当ててしまい、失格処分を受けたことは大きな騒動となった。特に失格を主張した相手ペアには批判の声も上ったが、グランドスラム優勝6回のボリス・ベッカー氏(ドイツ)は「審判の行き過ぎた判断だ」と失格判定を批判していた。

加藤未唯【写真:Getty Images】
加藤未唯【写真:Getty Images】

加藤の失格に欧州メディアも反応

 テニスの4大大会・全仏オープンの混合ダブルスで優勝した加藤未唯(ザイマックス)が、女子ダブルス3回戦の試合中、ボールガールに打球を当ててしまい、失格処分を受けたことは大きな騒動となった。特に失格を主張した相手ペアには批判の声も上ったが、グランドスラム優勝6回のボリス・ベッカー氏(ドイツ)は「審判の行き過ぎた判断だ」と失格判定を批判していた。


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 加藤はアーディラ・スーチャディとのペアで出場した4日の女子ダブルス3回戦、第2セット途中のプレーが途切れたタイミングで相手コートに返球。これがボールガールに直撃した。ボールガールは涙。加藤は歩み寄って謝罪し、一度は警告と判断されたが、対戦相手が執拗に抗議。最終的に裁定が変わり、失格となった。

 加藤は涙し、海外の元選手やメディアから擁護する声が多数上がっていた一方で、相手のサラ・ソリベストルモ(スペイン)、マリエ・ブズコバ(チェコ)の2人には批判が殺到していた。そんな中、ドイツ男子のレジェンドであるボリス・ベッカー氏は欧州スポーツ専門局「ユーロスポーツ」の放送でこの場面に言及していた。

 独スポーツ専門局「Sport1」によると、ベッカー氏は「(失格は)行き過ぎだ。ボールガールがかわいそうなのは言うまでもないが、選手の方もわざとやったわけではなく、ボールと単に軽く打っただけのことだ。審判の行き過ぎた判断だ」と判定に苦言を呈したという。

「Sport1」が「全仏:ダブルス失格で茶番劇?」との見出しを打った記事の中では、「カトウは少女に謝罪したが、それでも失格は免れなかった。もっとも、相手ペアも失格に関し全く非がないわけではない」「ブズコバとソリベストルモは(当初の警告の判断に)納得できなかったようで、必死に審判と議論を交わしていた。審判に対し、女の子が泣いていると強く主張していた。もっとも、そもそものシーンをこのペアは見ていなかったことがテレビの映像から分かっている」と相手ペアの非を伝えていた。

(THE ANSWER編集部)





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