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悲願の初Vまでに高い壁 女子ゴルフ脇元華が「面白かった」と表現するバーディー合戦のV争い

女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第3日が10日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。首位と4打差の2位で出たツアー未勝利の25歳・脇元華(GMOインターネットグループ)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダーで2位のまま。大逆転での悲願の初優勝へ、5打差で首位独走と高い壁になっている岩井千怜(Honda)を追う。

宮里藍サントリーレディス第3日に出場した脇元華【写真:Getty Images】
宮里藍サントリーレディス第3日に出場した脇元華【写真:Getty Images】

宮里藍サントリーレディス第3日

 女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディス第3日が10日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で行われた。首位と4打差の2位で出たツアー未勝利の25歳・脇元華(GMOインターネットグループ)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダーで2位のまま。大逆転での悲願の初優勝へ、5打差で首位独走と高い壁になっている岩井千怜(Honda)を追う。

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 脇元は諦めていない。4番で6メートル、7番で4メートルを入れてバーディー。しかし、同じ最終組の岩井も前半だけで5つ伸ばした。獲ったら獲られ、差を縮められないバーディー合戦。「面白かったですね。千怜ちゃん強いな、うまいなと思っていた」。パットはリズムに気をつけ、早打ちにならないことを意識。14番で7メートルを入れた。

「昨日とあまり変わらず。もう少し獲れるところを獲りたかった。獲ったら獲られるし、差が埋まらなくて我慢していた」。しかし、ラインに乗ってもショートするパットが後半だけで3度。「明日は絶対オーバーさせる気持ちで打ちたい」と切り替えた。

 吉田直樹コーチから「今、言われていることをそろそろいい加減やって」と喝をもらって迎えた今大会。トップを小さくし、顔を残すことをポイントにした。第2日朝にはコーチも会場入り。褒め言葉がなく、「やることをやってきて」と背中を押された。

 4月から違和感のある右膝が同下旬から痛みを増す状態。前日は鍼治療を受け、少し痛みは残るが「だいぶ良いです」。トレーナーのケアを受けながら過ごす。5月末には全米女子オープン最終予選(日本会場)でプレーオフの末に本選出場権(7月6日開幕)を獲得。初の海外メジャーとなる。

 さらに今大会上位2人と大会後のメルセデス・ランキング上位3人には、8月の海外メジャー・AIG全英女子オープン出場権が与えられる。最終日は最終組の1つ前になったが、「どっちでもいいです」と笑顔。「雨でどうなるかわからないけど、スコアは動くと思う。耐えるところは耐えてパットで攻めたい。(全英出場権も)意識したいです」。独走されても、簡単に優勝を許すわけにはいかない。

(THE ANSWER編集部)


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