「コーチがいい加減ちゃんとやれって…」 “喝”をもらった女子ゴルフ脇元華が2位発進
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスが8日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で開幕した。ツアー未勝利の脇元華(GMOインターネットグループ)は8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーの2位発進。好ショットを連発させた裏に、コーチから喝を入れられたことを明かした。
宮里藍サントリーレディスが開幕
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスが8日、兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で開幕した。ツアー未勝利の脇元華(GMOインターネットグループ)は8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーの2位発進。好ショットを連発させた裏に、コーチから喝を入れられたことを明かした。
やるべきことをやれ。そんな喝をもらい、好スコアに繋げた。脇元は出だしの1番から2連続バーディー。前半で4つ伸ばすと、後半10番パー4は残り127ヤードから9アイアンで1メートル弱につけて伸ばした。13番は4メートルのパットを入れてバーディー。15番パー4も残り134ヤードから8アイアンで1メートル弱につけ、1つ伸ばした。
「いい感じかなと思います」と手応え。力を抑え気味に打ち、1メートル弱につけたショットを振り返った。
「結構使うことが多い。番手が曖昧な時ですね。アゲ目(ややアゲインスト)だったら大きい番手で抑えて打ちます。ショットが凄く安定してきました。今日もピンに絡んで1メートルが2、3回。そこがスコアの要因」
ショットの好調には吉田直樹コーチの喝があった。「今、言われていることをそろそろいい加減やって」。トップを小さくし、顔を残すことがポイント。もちろん一生懸命やっていたが、なかなか取り入れられずにいたために指摘が飛んだ。「コーチがちゃんとやれって(笑)。ちゃんと喝を入れられています」。厳しさもあってかようやくショットが上向いてきた。
5月末には全米女子オープン最終予選(日本会場)でプレーオフの末に本選出場権を獲得。初の海外メジャー切符だ。一方、4月から違和感を抱えていた右膝が同下旬から痛みを増す状態。「立ち上がる時とかに膝下が痛い」。テーピングを巻き、ケアを欠かさず出場している。
今大会上位2人と大会後のメルセデス・ランキング上位3人には、8月の海外メジャー・AIG全英女子オープン出場権が与えられる。全米女子オープンは7月6日開幕。「ちゃんと自信をつけてからあっちに飛びたい。だから、ちゃんとやっています。(全英は)いいスコアで回って行けたら最高だなと思います」。ちゃんとやって、ちゃんと成長を目指す。
(THE ANSWER編集部)