渋野日向子は暫定15位発進 今季国内2戦目、左手故障も上向き「練習できることが幸せ」
スイングの完成にも手応え、グリップ変更で「近道になった」
通称「ベースボールグリップ」。これまでは左手人差し指と右手小指を組むインターロッキングだった。今は指を組まず、バットを握るように持っている。
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「この先のことも考えてですね。最初は『これで振れるんかな』と思ったけど、打ってみたら『意外といいじゃん』って。ソフトボールでやっていた感覚。ドローが出るんですよ。引っ掛けてドローが出るわけではなく、打ちたいボールを打てているし、しっかり振れている。ドライバーは結構飛んでいますね。アプローチも全てのクラブでやっています」
長期的に見て採用。以前から数年先を見据えてスイング改造を試みており、完成へ「近道になった。前よりは100%に近いスイングはできそう」と球筋に手応えを得ている。「フェードは対応できてないのでこれからですね」と課題を語った。
オフには3年ぶりに青木翔コーチに師事。2020年2月にサントリーと所属契約したが、コロナ禍による中止や米ツアー出場が続いたため、今年が所属契約後で初出場だった。予選ラウンドは昨季年間女王で前年大会を制した21歳の山下美夢有、サントリーと契約する馬場と同組に。「いい組だったので凄く楽しかった」。サントリーカラーの水色ウェアに袖を通し、ギャラリーを盛り上げた。
海外メジャー1勝、国内ツアー通算6勝だが、優勝は2021年10月から遠ざかっている。左手の痛みも癒えつつある。「練習ができることが幸せ。練習していると少しだけ自信を持って打てる。練習が楽しくなっています」。まずは予選通過へ第2日に臨む。
(THE ANSWER編集部)