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「私たちは悪い事してないわ」 加藤失格問題の批判に対戦者反発「批判する人は試合を見てない」

4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯、アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が相手コートに送ったボールが、ボールガールに直撃。故意ではなく、緩い打球だったことから裁定への疑問の声が噴出することになった。当初、警告とされた後に抗議し、批判を浴びることになった相手のサラ・ソリベストルモ、マリエ・ブズコバ組の一人、ソリベストルモは「ボールは映像で見える倍の威力がありました」「私たちを非難している人たちは、試合を見ていなかったから」などと主張しているという。

女子テニスの加藤未唯【写真:Getty Images】
女子テニスの加藤未唯【写真:Getty Images】

対戦相手のスペイン選手が証言「口を開く人は、誰もが試合の全部を通してみるべき」

 4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯、アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が相手コートに送ったボールが、ボールガールに直撃。故意ではなく、緩い打球だったことから裁定への疑問の声が噴出することになった。当初、警告とされた後に抗議し、批判を浴びることになった相手のサラ・ソリベストルモ、マリエ・ブズコバ組の一人、ソリベストルモは「ボールは映像で見える倍の威力がありました」「私たちを非難している人たちは、試合を見ていなかったから」などと主張しているという。

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 問題となったのは加藤、スチャディ組が戦ったソリベストルモ、ブズコバ組との第2セット途中、プレーが途切れたタイミングで加藤が相手コートに返したボールが、ボールガールに当たってしまった。ボールガールは涙。加藤は歩み寄って謝罪し、一度は警告と判断されたが、対戦相手がさらに抗議。最終的に裁定が変わり、失格となった。直後からこの裁定を巡って批判が殺到し、メディアや選手たちから加藤を擁護する声が上がった。

 当の対戦相手はどう主張しているのか。一夜明けた5日付のスペイン地元紙「マルカ」によると、ソリベストルモは「ボールは映像で見える倍の威力がありました」と主張。「私たちを非難している人たちは、試合を見ていなかったからです。試合を見た人なら、そのように意見をしたりしない。ボールは、ビデオで見えるその倍の威力があったんです。私たちは、その手の行為は全く行っていません」と言い分を述べたという。

「ルールはルールです。もし(ペアを組む)マリーか私が同じことをしたら、お互いの腕をとって(コートを)去ります。(ゲームに)関わっている人々は、敬意を持って取り扱われるべきです。今回のように女の子(ボールガール)にパニックを起こさせて、20分間も泣き続けるようなことをさせることはできません。このテーマについて口を開く人は、誰もが試合の全部を通してみるべきです。そうすれば、見方が変わることでしょう」

 さらに、スペインのテニス専門サイト「Puntodebreak.com」で紹介されたソリベストルモのコメントでは、抗議の内容について「私たちが昨日、行ったのはジャッジに近づき、起きた状況を説明することです」と明かした。「私たちはボールガールが泣いていると言いました。ボールガールの状態に不安を覚えていたからです。ジャッジが見ていませんでしたが、ダイレクトにボールが当たったこととを伝えました。その後、決定を下したのは、スーパーバイザーです。私たちは何もしていません。私がこのテーマについていうのは、それだけです」などと述べたという。

 次戦に集中するため、試合後はSNSから離れた。「このことから完全に離れて、今日、競技することに集中しようと努力しました。なぜなら、本当に私たちは、何も悪いことをしたとは思っていないからです」とソリベストルモ。「だからこそ、このような状況に胸を痛めています。私たちは、女の子に起きたことを心配していたのです。とてもきつく当たられていますが、早く過ぎ去ることを願います」などと語ったという。

(THE ANSWER編集部)


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