【パンパシ水泳】瀬戸大也、ライバルに敗れ銅メダルも収穫を強調する理由「あのくらいでないと…」
競泳のパンパシ水泳(東京辰巳国際水泳場)は9日に開幕。第1日は日本人選手のメダルラッシュに大いに沸いた。中でも観客の耳目を集めたのがすご腕の3人でしのぎを削った男子400メートル個人メドレーだ。
最注目の男子400m個人メドレー、瀬戸はカリシュ、萩野に続く3位
競泳のパンパシ水泳(東京辰巳国際水泳場)は9日に開幕。第1日は日本人選手のメダルラッシュに大いに沸いた。中でも観客の耳目を集めたのがすご腕の3人でしのぎを削った男子400メートル個人メドレーだ。
7月の全米選手権で今季の世界最高タイム、4分08秒25を記録したチェイス・カリシュ(米国)に、5月のジャパンオープンで4分08秒98を出した瀬戸大也(ANA)とタイム的には今季不調ながら、4分10秒69で4月の日本選手権を制した萩野公介(ブリヂストン)という3人の役者が顔をそろえたのだから、初日から注目度は高かった。
そんな3人の中で最も熱視線を浴びていたのが5レーンの瀬戸で、最初のバタフライからいきなり飛び出した。バタフライは、昨夏の世界選手権(ブタペスト)男子200メートルで3位に入った得意種目でもある。続く平泳ぎでも首位を堅持。しかし「平泳ぎが終わったときはもうバテバテで、ペースが落ちてしまった」と言い、最後の自由形に入る直前にカリシュに首位を譲った。さらにラスト5メートル付近で萩野にもかわされ、狙っていた金メダルには届かなかった。
それでも瀬戸のアグレッシブな泳ぎは、可能性を感じさせたばかりか、目標に向かって強欲に挑む求道者のようにも思えた。