「これまで生で見た最も恐ろしいKOだ」 中谷潤人、相手を卒倒させた衝撃KOに欧米メディア戦慄
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦は20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドアリーナで行われ、前WBO世界フライ級王者でWBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(M・T)が、元WBA世界同級王者でWBO同級2位アンドリュー・マロニー(豪州)に12回KO勝ち。聖地ラスベガスで2階級制覇を達成した。中谷は25戦25勝(19KO)。最後はマロニーが卒倒する衝撃の幕切れとなり、欧米メディアから早くも年間最優秀KOに推す声が浮上した。
聖地ラスベガスで驚きの12回決着、早くも年間最優秀KO候補に推す声
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦は20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドアリーナで行われ、前WBO世界フライ級王者でWBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(M・T)が、元WBA世界同級王者でWBO同級2位アンドリュー・マロニー(豪州)に12回KO勝ち。聖地ラスベガスで2階級制覇を達成した。中谷は25戦25勝(19KO)。最後はマロニーが卒倒する衝撃の幕切れとなり、欧米メディアから早くも年間最優秀KOに推す声が浮上した。
聖地MGMグランドアリーナで衝撃を走らせた。2度のダウンを奪って迎えた12回。距離を詰め、中谷はパンチをかわしながら繰り出した左のオーバーハンドが相手の顔面にクリーンヒット。視界の外から飛んできたカウンターをもろに食らったマロニーは仰向けに卒倒し、驚きのKO決着となった。マロニーは気を失ったのか、しばらく立ち上がれなかったほど。会場もどよめきに包まれた様子だった。
この幕切れに米メディアや記者もツイッター上で騒然となった。現地取材した米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は「ジュント・ナカタニがマロニーをシングルショットで骨抜きに。これまでリングサイドで見てきた中で最も恐ろしいノックアウトの一つだ」と戦慄。米メディア「スポルティング・ニュース」のダニエル・ヤノフスキー記者も「ノックアウト・オブ・ザ・イヤーの堂々の候補だ。残忍だ」と早くも年間最優秀KO候補に推奨した。
米スポーツ専門局「ESPN」は「ジュント・ナカタニがアンドリュー・マロニーをワンパンチで粉砕」と報じ、米ヤフースポーツ公式は現地実況席のアナウンサーが「圧巻の破壊力だ、ダイナマイト・パワー!」と絶叫した言葉を紹介。「ジュント・ナカタニがアンドリュー・マロニーを残酷なノックアウト」と速報した。
米国のみならず、英衛星放送「スカイスポーツ」のボクシング専門アカウントは「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー候補 WOOAH!!!」とつづり、「ジュント・ナカタニがロケットのような左手を繰り出し、破壊するようにアンドリュー・マロニーを止め、WBOスーパーフライ級のタイトルを奪取」と英国のボクシングファンに向け、伝えた。井上尚弥に続く「ネクスト・モンスター」がその異名通りのポテンシャルを見せつけた。
(THE ANSWER編集部)