ブリヂストンレディスで今季国内ツアー初参戦

　女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスが18日、愛知・中京GC石野C（6573ヤード、パー71）で開幕。今季国内初戦となった渋野日向子（サントリー）は1バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの76。5オーバーとし、110位と出遅れた。悔しい初日となったが、憧れの五輪金メダリストがサプライズで応援に来場。ホールアウト後の渋野は「朝から来てくださって、涙が出ます」と感激していた。

　スタートの10番パー4から大ギャラリーを引き連れた渋野。11番に移動する際、観客の中にある人物を見つけて驚いた。2021年の東京五輪で金メダル獲得に貢献した元女子ソフトボール日本代表・山田恵里さんだった。

「一度応援に行きたいと言ってくださっていて。知らなかったんですよ。完全なるサプライズ」と取材で明かした渋野。今年1月には、自身のインスタグラムで「ついに…お会いできました…ソフトボールの神様」と待望の対面を報告していた。

　朝7時40分スタートだったが、思わぬ発見に驚いた渋野。「えっ……みたいな（笑）。朝から来てくださって、涙がでます」と感謝していた。

　大ギャラリーを引き連れてのラウンドについては「鳥肌が立つくらいうれしい。自分の感情が高ぶるし、凄い緊張感はありましたけど、セカンド地点で後ろ振り返ったらめちゃくちゃ行列が歩いているみたいな光景をアメリカで見ることがない。感慨深いなと思うし、ありがたいです」と語った。