長身ペアの松本&永原、W難関突破 次戦タカマツと対戦「自分たちを信じていく」
初戦と敵地、2つの難関を乗り越えた。バドミントン世界選手権は1日、大会第3日を行い、女子ダブルスで初出場した松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)は、2回戦で世界ランク25位の中国ペアを下して大会初勝利を飾った。
初出場の世界選手権2回戦、1時間10分の熱戦を勝ち切る
初戦と敵地、2つの難関を乗り越えた。バドミントン世界選手権は1日、大会第3日を行い、女子ダブルスで初出場した松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)は、2回戦で世界ランク25位の中国ペアを下して大会初勝利を飾った。初戦の緊張感と、地元の選手と対峙するアウェイの環境に苦しみ、第1ゲームを16-21で落としたが、第2ゲームは21-16で押し切り、ファイナルゲームを21-15で制した。1時間10分の熱戦を勝ち切った松本は「ちょっと緊張していた部分もあって、思うようなプレーはできていないんですけど、自分たちで立て直して勝ちにつなげられたので良かったと思います」と手ごたえを話した。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
初出場の選手には厳しい環境だったが、タフに戦って乗り越えた。試合が行われたのは、会場の端に位置する第4コート。通常、観客はメインスタンドかバックスタンドで試合を見るが、相手が中国の選手だったため、コート脇の上部にあたる位置へ観客が移動。松本、永原は、頭上から相手の声援が聞こえてくる環境でのプレーを強いられた。しかし、永原は「もっとすごいかなと思っていた。控え目だったので、あまり気にせずにできました。インドネシアの方がすごかった」と動じず、松本も「会場が広くて、観客との距離が遠いので、あまり感じなかった」と頼もしかった。相手が強打を打つ度に観客が歓声を合わせて迫力を増したが、第2ゲーム以降はレシーブで反撃に転じてペースを引き寄せた。
女子ダブルスは、日本が最も厚い選手層を誇る種目だ。今大会では、前回銀メダルの福島由紀、廣田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)が第2シード、2016年リオデジャネイロ五輪金メダルで前回銅メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が第3シード、昨年末にスーパーシリーズ・ファイナルズを制した米元小春、田中志穂組(北都銀行)が第4シードと優勝候補に3組が揃う。日本代表の中でランキングや実績では年上のペアに劣るが、2人も国際大会で力を示し始めている。