小林・松友組、初戦快勝も「ゴミだらけコート」に苦笑い「拭いてくれるのに汚れる」
バドミントンの世界選手権が30日に中国・南京市で開幕し、混合ダブルスの小林優吾、松友美佐紀組(トナミ運輸/日本ユニシス)が1回戦を突破した。
モップがけで布切れなどのゴミが散る、本末転倒のコート整備に苦笑い
バドミントンの世界選手権が30日に中国・南京市で開幕し、混合ダブルスの小林優吾、松友美佐紀組(トナミ運輸/日本ユニシス)が1回戦を突破した。オランダのペアと対戦した小林、松友は、第1ゲームを4-4から8連続ポイントで大きく引き離して21-16で制すると、第2ゲームも21-17で競り勝ち、2-0のストレートで勝利した。小林は「いつもはバタついてしまうが、初戦にしては、まとめられたかなと思います。アップを入念にやっていたので、足が動かないということもなかった」と手ごたえを話した。
大会の初戦、気になるのは会場の環境や雰囲気の感触だ。しかし、風の影響について話を聞かれた松友は「風は、普通。それより、モップが……」と言い出した。バドミントンのコートは、汗などで濡れた際に、足元が滑るのを回避するため、モップがけが行われる。ところが、モップをかけたときに、布切れなどのゴミがコートに散っていたというのだ。小林は「相手の選手が最初に滑ったのは、多分、紙みたいなゴミのせい」と言い、松友も「拭いてくれているのに、汚れている。それで滑るので少し怖かった。インターバルの後とかは、めっちゃ(ゴミが)落ちているな……と思った」と本末転倒になってしまったコート整備に苦笑いしていた。
思わぬ環境での試合となったが、白星発進を飾り、次のステージへ駒を進めた。翌31日の2回戦では、第11シードのイングランドペアと対戦する。小林は「次は、イングランドの選手が相手。動きが良いし、スマッシュも速い。女子の選手に球を上げつつ、スペースを空けて、自分の攻めるプレーをできたら良いと思う」と意気込みを話した。小林は男子ダブルス、松友は女子ダブルスが主戦場だが、その前に混合ダブルスで良い感触をつかんでおきたいところだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)