引退・村田諒太、今後は「勉強中」 プロモーター業は否定、指導者も「僕じゃない」
プロモーター業は「僕がやるなんておこがましい」
英語の勉強理由は「日本国内だと(選択肢の)可能性が少ないでしょう。それ(英語)は必須だと思って」と説明。「この業界(ボクシング界)を軽視するわけではなく、かといってとらわれないように。現時点で『国際的に活躍します』とか、そういうことではないです。基礎づくり。可能性を探りたいだけです」とスキルの幅を広げている真っ最中だという。
プロモーター業について、帝拳ジムの本田明彦会長の後を継ぐという話を振られ、「それはない。会長にしかできない」と否定。「まだやられているわけですし、僕がやるなんておこがましい。何かお手伝いをできることがあればとは思いますが、口が裂けても(継ぐとは)言えない」と話した。
さらに指導者の道については「興味がないわけではないですが、僕じゃないと思います。(選手とトレーナーの)1対1の役割に入るべきなのか。そうではなく、もっと全体的なところを見てやっていきたい」と回答した。
所属は帝拳ジムではなくフリーに。実績、知名度、頭脳を生かしたトーク力など引く手あまたの状態。試合中継の解説などを務めながら、方向性を明確に定めていくという。ぼんやりと描く今後の活動への準備を進めているが、「まだ言うのは早い」と具体的に形ができてから明かす、村田らしい慎重な姿勢を貫いた。
一方、本田会長は「ボクシング界にも貢献したいという想いを持っている。いろんなオファーが来ている」と説明。「負けた評価を上げた。いろんな(対戦)オファーがありました。功績は大きい」と労った。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)