井上尚弥を含め「過去6人は126勝3敗3分」 王者フルトンを敏腕解説者も評価する背景
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と5月7日に神奈川・横浜アリーナで対戦することが正式に発表された。井上の転級初戦の戦いに注目が集まる中、米メディアはフルトンの直近の対戦相手の実績を紹介。殿堂入りボクサーも高く評価している。
5月7日にWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが決定
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)と5月7日に神奈川・横浜アリーナで対戦することが正式に発表された。井上の転級初戦の戦いに注目が集まる中、米メディアはフルトンの直近の対戦相手の実績を紹介。殿堂入り解説者も高く評価している。
ついに決まった井上とフルトンの対戦。バンタム級で日本人初の4団体統一王者となり、階級を上げて4階級制覇がかかる井上への注目度は高まるばかりだが、対戦相手のフルトンは強敵だ。
米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」のボクシング専門番組「インサイド・ボクシング・ライブ」のダン・カノッビオ記者は、自身のツイッターに2本のベルトを誇示するフルトンの写真とともに「ナオヤ・イノウエを含めると、スティーブン・フルトンの過去6人の対戦相手の戦績は126勝3敗3分 彼は大した奴だ!」とつづり、直近では強い相手としか戦っていないことを強調した。
また、国際ボクシング名誉の殿堂入りを果たしている敏腕解説者アル・バーンスタイン氏は自身のツイッターで「イノウエ戦が終われば、フルトンは4人の現役あるいは元王者と連続で戦ったことになる。しかも全て極上のファイターだ」と注目。「そのうちの1人、あるいは2人は殿堂入りするだろう」と対戦相手の質にも“お墨付き”を与えている。
フルトンの直近4戦はいずれも判定勝ち。2021年1月にアンジェロ・レオからWBO王座を奪取し、同11月にブランドン・フィゲロアからWBC王座を奪って2団体統一を果たした。昨年6月には元同級2団体統一王者ダニエル・ローマン(いずれも米国)戦で両王座を防衛している。
(THE ANSWER編集部)