侍ジャパン、先発ローテは「WSレベル」と米専門誌太鼓判「どこが相手でも抑えられる」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がいよいよ8日に開幕する。2009年以来、3度目の優勝を狙う日本代表の戦力を米専門誌は絶賛。特に先発投手陣については「ワールドシリーズ(WS)レベルのローテ」と評し、「どこの打線を相手にしても支配的に抑えられる」と太鼓判を押した。
ダルビッシュと大谷は「MLB最高級」だが「だけじゃない」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がいよいよ8日に開幕する。2009年以来、3度目の優勝を狙う日本代表の戦力を米専門誌は絶賛。特に先発投手陣については「ワールドシリーズ(WS)レベルのローテ」と評し、「どこの打線を相手にしても支配的に抑えられる」と太鼓判を押した。
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日本の先発投手陣は、米国の識者から見てもトップクラスのようだ。米専門誌「ベースボール・アメリカ」はJJ・クーパー記者とカイル・グレイサー記者がWBCについて対談するポッドキャスト番組を公開。侍ジャパンを「日本史上最も才能に溢れたロースターかもしれない」「とんでもなく戦力が揃っている」と絶賛し、特に先発投手陣にスポットライトを当てた。
グレイサー記者は「MLBの正真正銘のエースが2人いる。ダルビッシュとオオタニはメジャーでも最高級の投手だ」とパドレス・ダルビッシュ有投手とエンゼルス・大谷翔平投手を紹介。さらに、「将来のMLBのエースもいる。MLBに来ると予想されている選手や、プレーできるだけの才能を持った選手をたくさん擁している」と国内組もタレント揃いであると触れた。
クーパー記者もダルビッシュと大谷がいかに優れた投手か力説しつつ、「とんでもない話に聞こえるかもしれないが、日本が準決勝、決勝に進んで米国やドミニカ共和国と対戦するとして、マウンドに上がるのはこの2人じゃないかもしれない」と言及。ロッテ・佐々木朗希投手、オリックス・山本由伸投手の名前を挙げ、「初対戦は投手有利。日本には、米国やドミニカ、ベネズエラの誰も見たことがなく、なおかつエースを張れるエリートレベルの才能が2人もいる」とメジャー組に勝るとも劣らない実力があると評した。
これにグレイサー記者も同意し、「この日本代表は、MLBで162試合戦ってもかなりいい線を行くだろう。その核となるのは、WSレベルのローテーションだ」と、メジャーでもトップクラスの先発陣になると強調。「WSに出場するチームの1、2番手がダルビッシュ、オオタニだったら魅力だ。しかし、日本はその2人だけではない。ササキは怪我さえしなければ、米国に来れば先発1番手だ。2年連続沢村賞のヨシノブ・ヤマモトが4番手に来る。彼はMLBでは先発2番手と見られている。つまり、先発1番手が3人、2番手が1人。これが日本の先発投手陣だ」と感嘆した。
続けて、「彼らはどこが相手だろうと支配的に抑えることができる。ドミニカ打線でも、米国打線でも、ベネズエラ打線でも。彼らならそれができる。そういうタイプの投手たちだ」とメジャー屈指の強打者が並ぶチームも圧倒できると絶賛。「とてもとても楽しみなチームだ」と躍進に期待した。
(THE ANSWER編集部)