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9回裏にアンパイアが消えた MLBの珍事を米報道、監督希望も「残ってくれなかった」

米大リーグのオープン戦で、珍しい事態が起きた。28日(日本時間3月1日)、パイレーツとオリオールズの試合で9回裏を迎える前に審判が“早退”。それでも両軍は試合を継続した。米放送局「NBCシカゴ」が詳細を伝えている。

米大リーグのオープン戦で珍事が発生した【写真:ロイター】
米大リーグのオープン戦で珍事が発生した【写真:ロイター】

パイレーツ―オリオールズ戦で珍事

 米大リーグのオープン戦で、珍しい事態が起きた。28日(日本時間3月1日)、パイレーツとオリオールズの試合で9回裏を迎える前に審判が“早退”。それでも両軍は試合を継続した。米放送局「NBCシカゴ」が詳細を伝えている。

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 9回裏のパイレーツの攻撃。打者と捕手の後ろにいるはずの球審がいない。それでもかまわず投手はボールを投げ込み、打者もスイング。どうやらセルフジャッジで試合を行っているようだ。9回裏が始まる前には、アンパイアがグラウンドから離れる姿もとらえられていた。

 実際の映像を米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが公開していたが、「NBCシカゴ」は「誰が審判を必要とする? パイレーツとオリオールズ、スプリングキャンプの練習試合で終了後もプレー続行」との見出しで記事を公開した。

 記事によると、試合は9回表を終えてパイレーツが7-4としており、本来であればその裏のパイレーツの攻撃は行われず、試合終了となるはずだった。しかし、「両チームの監督が9回裏もやりたいとしたのだが、審判が残ってくれないという問題が発生した」という。「ところが両チームともグラウンドを去ることはせず、半イニング(9回裏)を審判なしで行った」とも報じた。

 MLB公式サイトの試合結果は7-4でパイレーツの勝利となっており、9回裏のスコアには「×」が記されている。公式の記録としては行われていない扱いとなっていた。

(THE ANSWER編集部)

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