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原口元気は「チームの中心的存在」 独紙がコミュニケーション能力を称賛「自ら歩み寄った」

海外サッカー、ドイツ1部ブンデスリーガのシュツットガルトに1月末に加入したばかりのMF原口元気。欧州カップ戦も狙えるクラブからの移籍には厳しい見方もあったが、新天地で確実にその評価を上げているようだ。ドイツ紙はシュツットガルトの原口の重要性を指摘。それを支えているのは語学力とコミュケーション能力の高さだという。

シュツットガルトの原口元気【写真:Getty Images】
シュツットガルトの原口元気【写真:Getty Images】

新チームで重要視される原口のドイツ語力

 海外サッカー、ドイツ1部ブンデスリーガのシュツットガルトに1月末に加入したばかりのMF原口元気。欧州カップ戦も狙えるクラブからの移籍には厳しい見方もあったが、新天地で確実にその評価を上げているようだ。ドイツ紙はシュツットガルトの原口の重要性を指摘。それを支えているのは語学力とコミュケーション能力の高さだという。


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 2014年からドイツを主戦場にしてきた原口。昨季はウニオン・ベルリンで存在感を示し、リーグ戦30試合の出場でクラブを5位に押し上げ、欧州カップ戦の出場権獲得に貢献した。今季はカタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーからは漏れたものの、クラブでは好パフォーマンスを発揮。2季連続での欧州カップ戦出場に向けて進んでいただけに、下位のシュツットガルトへの移籍はドイツ国内でも驚きを持って報じられた。

 新チームで原口の力は発揮できるのか。そんな心配すらあったが、どうやら杞憂に終わっているようだ。ドイツ大衆紙「ビルト」は「新加入選手、すぐさま重要に ハラグチはすでに声で引っ張る」との見出しで原口を称賛。「もう彼の言葉を聞き逃すことはない!」「ゲンキ・ハラグチは1月にウニオン・ベルリンからシュツットガルトに加入すると、すぐさま中心選手、そして物言う存在(=言葉で引っ張る人)となった」と報じている。

 シュツットガルトにはカタールW杯でも活躍した“デュエルキング”ことMF遠藤航も在籍。しかし、同紙は遠藤を「物静か」と称し「対照的」と見ている。「日本人選手はトレーニングも全力で、チームメイトを鼓舞している。練習でひっきりなしに指示を出し、練習メニューの合間に度々チームメイトと談笑している姿が目を引く」と原口の貢献度の高さを指摘している。

 シュツットガルトのスポーツディレクターを務めるファビアン・ヴォールゲムート氏の「ゲンキがチームのMFに安定感を与えてくれた。試合での安定感、多くの新しい選択肢、そして柔軟性をもたらしてくれた」というコメントも紹介。同紙は「模範生ハラグチはドイツ語も上手なので、3週間ですでにブルーノ・ラバディア監督の大きな助けになっている」と原口の語学力にもスポットを当てている。

 同紙の取材では「入ってからの数日間は新しいチームメートに自ら歩み寄り、それぞれと話をする機会を求めたということがある。相手が中心選手であれ若手であれ(話しかけていた)」のだという。「そうした行動がチームで好意的に受け入れられたのだ」と続け、ドイツ語を生かした原口のコミュニケーション能力の高さも称賛している。

(THE ANSWER編集部)

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