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井上尚弥、計量オーバーいじりに苦笑 MVP副賞の和牛が53.52kg+30g「ネタにされた」

ボクシングの2022年度年間表彰式が22日、都内で行われ、前世界バンタム4団体級統一王者・井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の最優秀選手賞に輝いた。6度目の受賞は歴代単独最多となり、KO賞とともに2冠に。JA全農いしかわから副賞として「53.52キロ+30グラム」の能登牛を贈られ、「ネタにされた」と昨年12月の30グラムオーバーをいじられて苦笑いした。

ボクシング年間表彰式で「53.52キロ+30グラム」の能登牛を贈られた井上尚弥【写真:高橋学】
ボクシング年間表彰式で「53.52キロ+30グラム」の能登牛を贈られた井上尚弥【写真:高橋学】

ボクシング年間表彰式

 ボクシングの2022年度年間表彰式が22日、都内で行われ、前世界バンタム4団体級統一王者・井上尚弥(大橋)が5年連続6度目の最優秀選手賞に輝いた。6度目の受賞は歴代単独最多となり、KO賞とともに2冠に。JA全農いしかわから副賞として「53.52キロ+30グラム」の能登牛を贈られ、「ネタにされた」と昨年12月の30グラムオーバーをいじられて苦笑いした。

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 異例の副賞がついた。井上は白井義男氏、具志堅用高氏のレジェンドたちを超える史上最多6度目のMVPを受賞。ステージで記念の盾などを贈られると、発表された副賞は「能登牛 53.52キロ+30グラム」だった。昨年12月のポール・バトラー(英国)戦の前日計量でリミット53.52キロをわずか30グラム超過。3分後の再計量でクリアしたが、2か月後にジョークが待っていた。

 取材に応じた井上は、「どの副賞も嬉しいです。30グラムオーバーはネタにされたなと(笑)。今では笑い話なので、嬉しいです」とコメント。大の肉好きで知られるが、「かなり嬉しい。でも最近、体の数値が……(笑)。ちゃんといただいて食べます。野菜も送ってほしいですが」と報道陣の笑いを誘った。

 30グラムオーバーした際の体重計は日本で通常使われる天秤式の計量台ではなく、デジタルの体重計。相手陣営が計量1時間前に突然要望を出し、それに応えた形だった。

 能登牛はステーキ用、焼肉用、すき焼き用などに別れ、毎週送ってもらえるという。さらにモランボンの食事券30万円分、本店個室の食事サービスのほか、JCBギフトカード20万円分、ドトールコーヒー1年分、草加せんべい1年分なども副賞として贈られた。

 白井氏、具志堅氏を超える単独最多の受賞には「(更新は)40年ぶりくらいですよね。凄い記録を超えることができた。それだけ数字が物語っていると思います。嬉しいし、負けられない」と喜び。次戦の正式発表はされていないが、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)への世界挑戦の見通しとなっている。

(THE ANSWER編集部)


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