フルトン「だから俺は日本に行きたいんだ」 参謀が明かした井上尚弥戦を望む理由とは
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、1月にスーパーバンタム級への転向を表明した。米メディアで対戦の可能性が報じられているWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)の陣営も、対戦に前向きであることが伝えられている。トレーナーを務めるワヒド・ラヒーム氏は、フルトンが日本行きを希望している理由について言及している。
フルトンのトレーナー、ラヒーム氏が語る
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は、1月にスーパーバンタム級への転向を表明した。米メディアで対戦の可能性が報じられているWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)の陣営も、対戦に前向きであることが伝えられている。トレーナーを務めるワヒド・ラヒーム氏は、フルトンが日本行きを希望している理由について言及している。
米メディア「YSMスポーツメディア」のYouTubeチャンネルに登場したラヒーム氏は、「ボクシング界で最も爆発力のある選手の1人と考えられているイノウエとの対戦で必要なことは?」と問われ、「(フルトンが)冷静で、自分らしさを失わないことだね」と語った。
ラヒーム氏は米専門誌「ザ・リング」インタビューを受けた際の話を持ち出し、「そこで彼(フルトン)がどれだけ聡明なのか説明した」と回顧している。リング誌のインタビュアーには「階級が軽いからフルトンは称賛を得られていない。そこを理解しないと」と言われたそうで、評価を上げるためにも井上戦が重要だと考えているようだ。
ラヒーム氏は「イノウエが注目を集めているのは国を背負っているからだ」とフルトンに伝えたそうだが、井上が日本の期待を背負うボクサーであることを承知していたフルトンは「だから俺は日本に行きたいんだ。彼の国からのサポートが欲しいからだよ」と、井上戦で日本からの支持も得たい考えを明かしたという。「それが彼のメンタリティだ」とラヒーム氏はフルトンの考えに頷いていた。
(THE ANSWER編集部)