井上尚弥とは「もの凄い体格差になるぞ」 米名伯楽はフルトン「不利」の意見に異議
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は1月にスーパーバンタム級への転向を表明。米メディアではWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。海外でも2人について様々な意見が飛び交っているが、米国の名トレーナーは「井上有利」の予想に対して異議を唱えた。「対峙したらもの凄い体格の違いになるぞ」と米メディアに語っている。
エドワーズ氏が持論「フルトンが勝つチャンスは確実にある」
ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は1月にスーパーバンタム級への転向を表明。米メディアではWBC&WBO世界同級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。海外でも2人について様々な意見が飛び交っているが、米国の名トレーナーは「井上有利」の予想に対して異議を唱えた。「対峙したらもの凄い体格の違いになるぞ」と米メディアに語っている。
2人の対戦が実現した場合について語ったのは「ブレッドマン」の異名で知られる米国のトレーナー、スティーブン・エドワーズ氏だった。米放送局「ショータイム」のボクシング専門ポッドキャスト番組に登場。「フルトンは俺のジムで長い間トレーニングを積んでいた」と指導経験があることを明かした。フルトンが勝つチャンスは「確実にある」と指摘。試合のキーポイントについて、このように説明した。
「両者が対峙したら、もの凄い体格の違いになるぞ。彼(井上)は118ポンド(バンタム級)でやっていたけど、キャリアを始めたのは108ポンド(ライトフライ級)だ。フルトンが108ポンドの体重を作るには片腕を取らなきゃいけないだろう。108ポンドだったのは15、16歳頃なんじゃないかと思う。ナチュラルな体重で10、15ポンド程フルトンの方が重い。リーチも長いし、高さの優位性もある。劇的なサイズの違いだよ」
エドワーズ氏は、井上より4センチ高い身長169センチのフルトンの優位性に注目。「フルトンはアウトボクシングが出来る。ビッグパンチャーじゃないけど、十分に強いパンチは打てる。インサイドでもアウトサイドでも試合ができて精神的にも非常に強い」と実力に太鼓判を押し、「まさに五分五分の試合だ。才能の面でこれだけ拮抗していると、サイズの違いが大きな意味をなしてくる」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)