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井上尚弥の懸念材料を指摘 フルトン支持する米指導者「階級を上げても保てるのか…」

ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は先月、スーパーバンタム級に転向を表明。米メディアでは、WBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。実現した場合、フルトンの勝利を確信する米トレーナーは井上の懸念材料に言及。「階級を上げてもパワーを保てないかもしれないぞ」と指摘している。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

フルトンについては「どんなスタイルが相手でも適応できる」

 ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は先月、スーパーバンタム級に転向を表明。米メディアでは、WBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者スティーブン・フルトン(米国)との対戦の可能性が報じられている。実現した場合、フルトンの勝利を確信する米トレーナーは井上の懸念材料に言及。「階級を上げてもパワーを保てないかもしれないぞ」と指摘している。


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 バンタム級で4団体の王座を統一し、一つ上の階級での戦いにシフトする井上。フルトンとの対戦が実現すれば、軽量級屈指の好カードと期待される。IBF世界ウェルター級暫定王者ジャロン・エニス(米国)の父親でトレーナーを務めるボージー・エニス氏は、米ボクシング専門YouTube「YSMスポーツメディア」の動画に登場し、その試合を展望。「フルトンが打ち負かす」と予測したが、その中で井上の不安視されるポイントも指摘した。

 フルトンが「型のないボクシング」と呼ばれることに対し、ボージー氏は「彼はどんなスタイルが相手でも適応できる。コーナーから正しい情報を得られる限り彼は大丈夫だ。特定のスタイルでのみ試合をするボクサーもいる」と、井上に合わせた戦い方ができると見ている。一方、「イノウエについては、階級を上げてもパワーを保てるのか見てみないとね。保てないかもしれないぞ」とバンタム級と同じパフォーマンスを見せられるか懐疑的だ。

 ボージー氏の息子ジャロンとフルトンは共に米ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。ボージー氏がフルトンを指導したこともある。対戦となれば「軽量級最高の試合か?」と問われたボージー氏は「その通りだ。良い試合だよ」と断言。一方で「すべての人間を喜ばせることはできない。中にはボクシングを知らないやつもいる」とし、周囲の様々な声に不満を感じていることも吐露している。

「メイウェザーが昔言っていたけど、ボクシングの事を何も知らない奴が多いよ。リングに上がったこともなくて、グローブすら付けたこともないのに、『彼が勝つと言っただろ』『彼はこれができない』とか意見ばかり言ってる。リングに上がった事すらないんだからボクシングのことなんて何も知らないだろ」と語っていた。

(THE ANSWER編集部)




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