那須川天心、デビュー戦は異例の世界配信 米ESPN+ら各国参戦「世間に覚悟を見せる」
ボクシングに転向した那須川天心(帝拳)が13日、4月8日に東京・有明アリーナでのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦で、日本バンタム級4位・与那覇勇気(真正)と対戦することが都内の会見で発表された。国内ではAmazon プライム・ビデオで生配信されるが、北米、欧州、南米など世界各地の放送局でも配信されることが明かされた。
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングに転向した那須川天心(帝拳)が13日、4月8日に東京・有明アリーナでのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦で、日本バンタム級4位・与那覇勇気(真正)と対戦することが都内の会見で発表された。国内ではAmazon プライム・ビデオで生配信されるが、北米、欧州、南米など世界各地の放送局でも配信されることが明かされた。
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デビュー戦としては異例の注目度となる。会見を終えた那須川は囲み取材にも対応。相手の与那覇は12勝(8KO)4敗1分けの32歳。攻撃型で破壊力のあるパンチを売りにしている。那須川は「(ジムが)想いを汲み取ってくれた。本気が伝わるカードだと思う」と喜んだ。
帝拳ジムの本田明彦会長も取材対応。米スポーツ専門局「ESPN+」で生配信の見通しだと明かした。さらに「南米やヨーロッパでも放送されます」と世界各局で中継される方向。「向こうから買いたいという話がくる」とした。井上尚弥や村田諒太の世界戦も同様に世界配信されてきたが、デビュー戦から高い注目を受ける証明となった。
その他のカードでは、WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、WBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)と3団体王座統一戦を実施。WBA世界バンタム級王座決定戦では、同級2位の井上拓真(大橋)が同3位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)と激突する。本田会長によると、試合順は未定だが、那須川―与那覇戦は興行のトリを務めるメインカードではないという。
キックボクシング界の“神童”と呼ばれ、格闘技戦績は47戦全勝。9日に日本ボクシングコミッション(JBC)のB級プロテスト(6回戦以下)に合格したばかりだ。会見には多くの報道陣が殺到し、那須川はグレーのスーツにシャツを出した装い。髪も金から銀に染め、丸刈りに。「日本人は決意を見せる時にデコを見せるらしいので、デコを見せました。気合いが入っています。色も昨日変えた。世間に覚悟を見せる。それだけです」と闘志をむき出しにした。
(THE ANSWER編集部)