那須川天心「かますぞ」 ボクシングデビュー戦へ殴り込み宣言「生き様を見せる」【会見一問一答】
アンチの意見はスルー「起きていることがリアル」
――アンチなど厳しい意見もある。
「試合順は決まっていない。勘違いしてもらわないようにしたい。アンチだったり、いい意味でも悪い意味でも、そういうものがある。そういうことを気にしても生きていけない。起きていることがリアル。世の中的にも、ネットで言われたから、陰で言われたからネガティブになる人もいる。でも、(その場に)あることがリアル。それ以上ない。任されたことをやる。それが僕の人生。見ている人にはそういうマインドを持ってほしい。口でいうのは簡単。やって世間を納得させて、説得力を自分の体で持たせることをしている。そこを感じてくれたら嬉しい」
――キック界から見ていたボクシング界とは。
「キックの時に見ていたボクシングはほんとに昔からの伝統があって、そこに忠実。4団体あり、コミッションが一つあって、決まり事があって厳しいイメージ。試合をしていないけど、今ここにいてボクシング界はキック界で見ていた時より凄い。イケているなって。自分の想い、バイブス、マインドもいい方向に向いている。自分のことですが、毎日楽しいし、毎日最高。ストレスがないし、本気で好きなことができている。そういうふうに思わせてくれるボクシング界が好きになった」
――キックとの一番の違い、不安、課題は。
「一番最初に思ったのは距離感とラウンド数。キックの距離で慣れていた。そこを調整する。今も完璧じゃない。試合でも完璧じゃないので、毎日最高を目指している。ラウンド数は体の使い方が大事。短距離が長距離になる。全く違うスポーツ。手になっただけじゃんっていうけど、そんなことはない。奥が深い」
――ファンは那須川が何年かかって世界の頂点になるのか気になる。
「それはあんまり考えていない。どうしたらいいですかね。自分次第。もちろん『最短で、』とか、『すぐに世界王者』と思っていると思うけど、僕はあまり考えていない。(自分の中で)納得できることが出せないと。いけると思ったタイミングで挑戦すると思う。(世界王座は)もちろん獲りたいけど、ちゃんと整えていないと難しい。でも、希望はあります」
【4月8日の試合カード】※試合順は未定
◇スーパーバンタム級6回戦
那須川天心(帝拳)
VS
日本バンタム級4位・与那覇勇気(真正)
◇世界ライトフライ級3団体王座統一戦12回戦
WBAスーパー&WBC王者・寺地拳四朗(BMB)
VS
WBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)
◇WBA世界バンタム級王座決定戦12回戦
同級2位の拓真(大橋)
VS
同3位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
◇IBF世界フェザー級挑戦者決定戦12回戦
同級2位キコ・マルチネス(スペイン)
VS
同級3位・阿部麗也(KG大和)
◇WBOアジアパシフィックウェルター級タイトルマッチ12回戦
王者・佐々木尽(八王子中屋)
VS
挑戦者・小原佳太(三迫)
(THE ANSWER編集部)