米バスケで“カリー級”と絶賛の富永啓生 また22得点で米称賛「射撃の名手トミナガ」
米大学バスケットボール、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のネブラスカ大に所属する22歳の富永啓生(3年)は11日(日本時間12日)、ウィスコンシン大戦に先発出場。両チーム最多の22得点を決める活躍で73-63の勝利に貢献した。逆転劇の原動力となった躍動に米記者も「現在リーグで最恐のゲームチェンジャーかもしれない」と舌を巻いた。
東京五輪にも出場、富永啓生がNCAA1部で3試合連続20得点超え
米大学バスケットボール、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のネブラスカ大に所属する22歳の富永啓生(3年)は11日(日本時間12日)、ウィスコンシン大戦に先発出場。両チーム最多の22得点を決める活躍で73-63の勝利に貢献した。逆転劇の原動力となった躍動に米記者も「現在リーグで最恐のゲームチェンジャーかもしれない」と舌を巻いた。
富永の勢いが止まらない。後半、一時17点リードを許したが、身長188センチの日本人ガードは約5分間で3ポイントシュートを4本成功。一気に逆転した。61-61の同点で延長に突入し、10点差の勝利に貢献。直近2試合を自己最多30得点、24得点と量産し、この日も22得点を挙げた。
ウィスコンシン州の地元紙「ラクロス・トリビューン」は「ウィスコンシン大男子バスケットボールの大量リードがいかにして壊滅的な敗戦に変わったか」と題する分析記事を掲載。「17点リードがいかにして5分以内に敗戦への道を辿ったか? 簡単な答えは、ネブラスカ大の射撃の名手ケイセイ・トミナガをホットにさせてしまったことだ」と指摘した。
ネブラスカ大が所属するビッグ10カンファレンスでは、富永の存在感は増しているようだ。米カレッジスポーツ専門メディア「On3」のブライアン・ヌーベール記者は、ツイッターで「ビッグ10で優勝争いをしているチームからすれば、ケイセイ・トミナガは残りシーズンで最も対戦したくない選手に違いない。現在リーグで最恐のゲームチェンジャーかもしれない」と高く評価した。
富永は愛知・桜丘高3年時のウインターカップで得点王に輝くと、卒業後はNJCAA(全米短期大学体育協会)のレンジャー・カレッジへ。2021-22年シーズンからネブラスカ大へ編入した。2年目の今季はここまで26試合に出場し、1試合平均12得点を記録。21年東京五輪では、3人制バスケットボール・3×3に出場した。
今月5日(同6日)ペンシルベニア州立大戦で30得点を記録した際には、米記者が「ステフィン・カリーは今やNBAのケイセイ・トミナガとして知られている」と称賛。“カリー級”として話題を集めていた22歳が活躍を続けている。
(THE ANSWER編集部)