フィギュア四大陸選手権

　フィギュアスケートの四大陸選手権が10日、米コロラド州コロラドスプリングズで行われ、転倒者が続出した。海外記者は「これほど多く転倒するのは今まで見たことがない」と指摘している。

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　アイスダンスのリズムダンス（RD）では、ホリー・ハリス（オーストラリア）やマイケル・パーソンズ（米国）ら転倒者が続出。64.59点で7位発進した“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組（関大KFSC）は、ラテンのリズムに合わせて軽快なステップを披露。息の合ったツイズルで会場を沸かせたが、演技終盤のステップで村元が転倒し、減点を受けた。

　ツイッター上では海外記者から注目を集めている。カナダのスポーツジャーナリスト、ベバリー・スミス氏は「一つの大会でアイスダンサーがこれほど多く転倒するのは今まで見たことがない。マリー＝ジャード・ローリオは最初のツイズルで完全に動きを止め、ハリスもツイズルで転倒。カナ・ムラモトもフットワークで転倒した。四大陸のアイスダンスは簡単じゃない」と驚きを記した。

　スミス氏は別の投稿で「リズムダンスで特に氷が滑りやすかった。誰が予想しただろう」と指摘。「パーソンズが最後のフットワーク要素で転倒。昨年の四大陸選手権王者であるキャロライン・グリーンとのこの組が5位になった」と速報した。米名物記者ジャッキー・ウォン氏も「全体的に、珍しいほどとっ散らかったリズムダンスだった」とツイートしていた。

　直前に行われたペアのショートプログラムでは、首位発進した“りくりゅう”ペアの三浦璃来が3回転トウループで転倒していた。RDでは小松原美里、尊組が66.72点で6位。マディソン・チョック、エヴァン・ベイツ組（米国）が87.67点で首位に立った。