日本と米国は「1年経ってもメダル貰えてない」 ワリエワ騒動で平昌金メダリストが訴え
昨年行われた北京五輪から1年。フィギュアスケートではROC代表で出場したカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング問題が波紋を呼んだ。団体戦で優雅に演技し、金メダル獲得に貢献したかに思われたが、その後に問題が発覚。メダル授与式が行われていない状態だ。ワリエワは当時をSNSで回顧しているが、米国の平昌五輪金メダリストは「IOCとWADAが何をやってるのか分かるように、プレスリリースが欲しい」とSNSに抗議を記している。
北京五輪から1年
昨年行われた北京五輪から1年。フィギュアスケートではROC代表で出場したカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング問題が波紋を呼んだ。団体戦で優雅に演技し、金メダル獲得に貢献したかに思われたが、その後に問題が発覚。メダル授与式が行われていない状態だ。ワリエワは当時をSNSで回顧しているが、米国の平昌五輪金メダリストは「IOCとWADAが何をやってるのか分かるように、プレスリリースが欲しい」とSNSに抗議を記している。
ワリエワは8日、自身のインスタグラムに「北京五輪団体戦で優勝してから1年!」などと記し、歓喜するROCメンバーとの写真などを公開。さらには団体戦SPで90.18と衝撃の得点を叩き出した実際の演技映像も公開している。
これに反応したのは、平昌五輪のフィギュアスケート団体戦で金メダル、ペアで銅メダルを獲得したメーガン・デュハメル(カナダ)。ツイッターでワリエワの投稿を伝えたファンブログの投稿を引用し「米国と日本のスケーターたちが五輪の(団体戦)メダルを貰えなかった日から1年。1年経っても、いまだに貰えていない! IOCとWADAが何をやってるのか分かるように、プレスリリースが欲しい」と訴えた。
ワリエワを巡っては2021年12月のロシア選手権で採取された検体から禁止薬物が検出され、北京五輪の成績は暫定扱いに。調査を行ったロシア反ドーピング機関(RUSADA)が「選手自身の過失はない」と認定したことを、1月に世界反ドーピング機関(WADA)が公表した。問題が決着しておらず、団体戦で暫定2位の米国、同3位の日本にもメダルがまだ届けられていない。
(THE ANSWER編集部)