「この試合ほど自分の内側から湧き上がるスリルを感じた試合は長い間、他になかった」

　また、ニック・ミラー記者も「その場にいたということもあるが、ベルギー―日本ほど自分の内側から湧き上がるスリルを感じた試合は長い間、他になかった」と振り返っている。

　そして、大会ベストゴールでも複数の記者がベルギーの決勝ゴールを挙げている。エイミー・ローレンス記者は「説明がつかないほどに印象的であった」、バーニー・ロネイ記者は「強烈なプレッシャーをかけた究極のチームゴール」、ジョナサン・ウィルソン記者は「連携、スピード、ルカクの動き、状況判断などが結実した、試合を決めるビューティフル・ゴール」と評している。

　多くの名勝負、スーパーゴールが生まれた今大会。ベルギーの電撃カウンターも日本が2-0とリードした展開があったからこそ、より劇的となり、称賛を浴びる形となった。日本が演じた90分は多くの人々の記憶に刻まれている。