ナダル、客席落下後の“粋すぎる行動”に絶賛の嵐「私の所に落ちて」「レジェンドだ」
テニスの4大大会第3戦ウィンブルドンで準決勝進出を決めた世界ランク1位ラファエル・ナダル(スペイン)。準々決勝ではフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)を5時間近い死闘の末に下したが、試合中に見せた粋なシーンが話題を呼んでいる。ボールを追いかけ、勢い余って客席に落下。すると最前列の観客を気遣って握手を交わし、大喜びさせた瞬間を大会公式が動画で公開し、海外ファンから「私の所に彼が落ちてくれば良いのに」「今まで観たプレーで最高だね」と絶賛を呼んでいる。
デルポトロ戦で起きた珍事の動画が再生30万超「今まで観たプレーで最高だ」
テニスの4大大会第3戦ウィンブルドンで準決勝進出を決めた世界ランク1位ラファエル・ナダル(スペイン)。準々決勝ではフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)を5時間近い死闘の末に下したが、試合中に見せた粋なシーンが話題を呼んでいる。ボールを追いかけ、勢い余って客席に落下。すると最前列の観客を気遣って握手を交わし、大喜びさせた瞬間を大会公式が動画で公開し、海外ファンから「私の所に彼が落ちてくれば良いのに」「今まで観たプレーで最高だね」と絶賛を呼んでいる。
一流は、咄嗟の行動も一流だった。大会公式インスタグラムが「ラファが予想外に立ち寄る時…」と題し、動画を公開したのは、予期せぬ珍ハプニングのシーンだった。
デルポトロのサービスの場面。センターへの痛烈なサーブをなんとかリターンしたナダルに対し、今度はフォアハンドで相手コート左サイドいっぱいに打ち込んだ。これもなんとか追いつき、左手一本でラケットに当てたナダルだったが、山なりのチャンスボールがやってきた。そして、デルポトロはネット際にこれでもかと鋭角に無人の右サイドにスマッシュを放った。
ナダルも懸命に追いかけ、諦めない。猛ダッシュで一直線に走ったが、間一髪で間に合わず。しかし、本当のアクシデントはここからだ。ラケットを離し、客席を隔てる50センチほどのフェンスに立ったのは良かったが、勢い余って、そのまま客席に落ちてしまったのだ。最前列に座っていた老人の男女の間に突っ込むような形になり、場内は一気に騒然となった。
ただ、次の瞬間だった。ナダルは2人を気遣うような仕草を見せ、男性が出した右手をがっちりと握手で返してみせると、手に頬を近づけるような素振りをし、女性はナダルから声をかけらたのか両手を広げ、「大丈夫よ」とアピールするように笑みを見せていた。めったに見られないナダルの珍事に周辺は笑顔に包まれ、熱視線を注いでいた会場も喝采が沸き起こっていた。